【混戦】オレンジオレンジは弾みあるフットワーク見せる。追われつつ反応も良化しており好勝負を見込む。ミリオンスターズは前向きで推進力もうかがえる。態勢も整いチャンスも十分。マルブツメロディーは力強さあり仕上がりも良好で争覇圏。サルトアトランテは走りに対して真面目なタイプで上位の候補。プロスペリティも動き軽快で侮れず、ラバーブやトーセンジェードなどにも注意を払いたい。

【マイラーもいる】プロスペリティの半兄は、7Fをべースに準オープンで活躍している現役馬モアナ(父キンシャサノキセキ)。父はブラックタイドにかわったが、430キロ前後のコンパクトサイズで、いかにも仕上がり早。石川が跨り、南Wで終いは12秒台をマーク、水準級のタイムを出してきた。

　ブラックタイド産駒というと、中長距離系のキタサンブラック像をつい描きがちだが、ディープの全兄という見方をすれば、サンプル例が多くなれば、マイラーだって普通に多くなる。

　テン乗りのぶん、次位にとどめたが、オレンジオレンジも、栗東坂路でキビキビ、併せ馬で遅れなし。母父ディープインパクトの影響が濃いと思えば、父ノヴェリストというのもあまり気にならない。稽古で一回でも内田が乗っていてくれていたら、同じノヴェリスト産駒のラバーブにも、本命が打てたのだが…。

　サルトアリュールも、いくら調教でいいタイムが出ても、ゴールドアリュール産駒となると芝は惑星止まり。トーセンジェードは、父トーセンロレンスは、なんとびっくり。未出走ではあるが、ディープインパクトの弟として、話題になった良血馬だった。ミシロンスターズ、アデリナなど、やや小粒牝馬限定戦だけに連下は手広く。

【混戦】11ラバーブは初戦から動けそうなタイプで血統的な条件も悪くないとみて中心視。4プロスペリティは仕上がり良好で流れに乗れれば逆転がありそう。5サルトアトランテは瞬発力を秘めていそうでこの条件なら初戦から注意。7トーセンジェードは底力がありそうでタイプ的にも初戦から注目できそうだ。8ミリオンスターズは折り合いがカギだが素質発揮なら勝機まで。3マルブツメロディーは初戦微妙も素質的に上位とみて押さえておく。

コース相性良いノヴェリスト産駒でデキも良さそうな◎オレンジオレンジ筆頭。相手もおそらく人気サイドの○▲☆。ただほかにも割り込めそうな人気薄はいる。△で押さえたい。

追うごとに反応に鋭さを増してきた1オレンジオレンジを推す。完成度は高く追っての動きはシャープ。ここはチャンス。対抗は5サルトアトランテで素質はA級で実戦向き。