【秘密兵器】
ブラストワンピースは、ダービーでこそと、ひそかに温めている長距離砲。サイズは520キロ、手足も背中も長い
ハービンジャーの仔だけに、東京とはいってもヨーイドンの上り勝負はキツいかと思えた。
実際、新馬戦の5F通過は1分5秒3のスロー。上り3Fは11秒6-10秒8-11秒1(33秒5)という超高速ラップとなったが、33秒3でゴール前グイともうひと伸び。時計の出やすいCコースとはいえ、目に見える10秒台のラップを踏襲。
2400mのゆりかもめ賞一本に照準を絞ってきたところにも、遠く近くダービーへの意識を感じる。ちなみに一週前、二週前と、
東京新聞杯でも支持を集める
グレーターロンドンを相手にハードワークをこなしてきた。
イェッツトとの追い比べが大本線。キャリア一戦で挑んだ
京成杯は、道中苦しい位置から馬群を割るようにして、一旦はハッとする首位争い。
パワーを要する荒れ馬場ゆえ一見地味に映るが、上り35秒7は、レースのソレを1秒3上回っていた。「東京はいい」と、レース後、蛯名も語っていた。ただローテは少しタイト。
微妙に疲労が残るようなら
キングスヴァリューが代わって台頭。前走のダートチャレンジはアイディアとしては悪くはなかった。しかし春は、できるなら芝――
葉牡丹賞・2分1秒7なら、ここは上位争い可能。
惑星は
ウラヌスチャーム。500キロ近い大型牝馬ゆえかなり不器用。まだひと絞りしたほうがいいが、同時に距離延長にもプラス材料あり。
ロジティナは、
京成杯は勝負どころの不利が痛かった。東京2400m替わりは望むところ。
ヴォウジラールもスタミナは豊富。