【時計勝負なら】
レッドオルバースの目方は500キロ余。だが、どこか脆弱で旬が短め。
薫風Sはブリンカーを装着。強気に出して行ったぶん、4着と甘くなってしまったが、1000m通過は59秒6-1400m通過・1分24秒1というタフなHペースを好位で追走して0秒2差とあれば内容自体は上々。乾燥馬場よりは時計の速い湿ったダート向き、斤量も55キロに軽減される。
スピーディクールとの追い比べが第一本線。オープン特別の
バレンタインSは8着に敗れたが、降級緒戦の
麦秋Sは、57キロの重量でしっかりと2着は確保した。繊細な気性ゆえ、前走は馬の気に任せハナを切らせたが、東京は【3201】、戦法は自在。ひと息入れた前走を叩き、着実に体調は上向いている。57キロで勝ち星はないが、三番手の
スマートダンディーも、降級の恩恵を受ける4歳馬。二走前の
銀蹄Sの走破タイムは1分22秒6、梅雨時の府中はその時のコンディションに近い。
一発大駆けがあれば
レッドライジェル。芝ではスピードに限界、ただ調教の脚捌きは依然軽快。軽いダートにアジャストすれば、単勝の可能性も一考。
ナムラミラクルは東京マイルはスカッとした走りを見せ、持ち時計もマズマズ。
ジュンスパーヒカルは、1600mなら折り合いが気にならず、直線勝負がハマるかもしれない。