【体重増希望】
トーセンカンビーナが一歩前進。デビュー戦の中京2000mは2着。しかし先着を許した
カテドラルは、次走OPの
野路菊Sを1分48秒3で連勝したが、同じ阪神1800mを、一週遅れで本馬は1分47秒7・2着を5馬身とチギる圧勝を演じている。まだ体は幼く薄い。手前の代え方もギコちないが、母は北米GIアメリカン
オークス勝ち。一週前はCWで6F追いを敢行、上り11秒6を馬なりでフィニッシュ。この追い切りと輸送で馬体が増えていれば、アイビーSは勝ち負け、クラシックに
ゴーサインがともる。
カウディーリョは
キングカメハメハ×
ディアデラノビアという良血。ただ、重賞3勝馬の息子とはいえ、こちらも腰回りが硬く、稽古も攻め切れない。初陣の造りは426キロ、札幌の新馬戦は見切り発車でモレイラに託したが、馬場は稍重。前半5F通過は1分4秒3の緩ペース。この条件下でも、12秒0-11秒4-11秒5(3Fは34秒9)というレースの上りを、自身34秒6でスパリ。身体に負担をかけないよう、今回も直前までノシをつけて動かしたりはしないだろうが、できれば馬体を増やし、東京で33秒台のラップがマークできれば、クラシックが一気に開ける。
割って入れば紅一点
クロノジェネシス。小倉1800mの新馬は、前半1000m通過は1分2秒7のスロー。緩い稍重を気にすることもなく道中は手ごたえ抜群。ラスト3Fのレースラップは12秒2-11秒5-11秒1(34秒8)、対する自身のソレは34秒5。平坦の小倉とはいえ、湿り気の残る馬場でゴール前推定10秒8前後をマーク。牡馬相手にどうしのぎ切るかが微妙だが、牝馬クラシックなら、普通に勝ち負けになる好素材。
札幌2歳S4着の
エメラルファイトは、いい意味でのモノサシ。
ハヤヤッコも好調。