【さらに上昇】
エンゲルヘンの
パワーアップ顕著。3歳3月までに4戦2勝、6か月半の休養を挟み、昇級三戦目の
中京スポーツ杯で1000万条件を押し切った4歳馬。前走は前半3F・33秒9-1000m通過・57秒2というHペースを、好位三番手から早め先頭の力勝負でねじ伏せている。芝コンディションはやや重、全体時計は1分9秒4と一見平凡に映るが、翌日の準OP・
長篠Sの決着タイムは1分9秒2、差はわずか0秒2だった。中京の坂をこなせたとあれば中山も大丈夫。先週今週と2本、坂路で質の高い調教もできた。ハンデは53キロ、週中は雨、湿り加減の馬場もプラス材料となる。
対抗は
ロードセレリティ。
山城Sも僅差3着と勝ちあぐねているが、中山1200mは
南総特別を1分8秒6で2着、
サンライズSも57キロの重量で0秒2差の3着にじわじわ詰め寄っており、今度こその思いも強いだろう。ただ遠征明け、そろそろ蓄積疲労も心配。馬体の増減が大きくなるようなら、代わって
アッラサルーテが粘り込み。
サンライズSは久々の6F、そして右回りなどの課題を抱え、やや慎重に立ち回ったが、一旦首位も見える4着だった。重量は2キロ減となる、前走以上の好レースを当然期待。
折り合いや脚の使いどころがカギになるが、
メイショウスイヅキは
サンライズS5着、ハンデは52キロに軽減される。
クラウンアイリスの前走は格上のOP、自己条件に戻れば大幅前進があっていい。休み明け、重め残りを叩いた
ワンアフターの変わり身。乱戦になれば
オールインワンも連下圏。