※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
高松宮記念に向けた最終
ステップ重賞。
シルクロードSはハンデ戦で、
阪急杯は距離が1400mということもあって、唯一1200mの別定戦であるこのレースが重要性を増している。
アルビアーノ、
ハクサンムーン、
スノードラゴン、
カレンチャンと、ここを
ステップにして
高松宮記念で3着以内に好走した馬も少なくない。
ただし、前出の4頭はすべて、
オーシャンSでは敗れていたことに注意が必要だ。強いス
プリンターが必ずしも能力を発揮しきれない難しさがあって、毎年のように波乱の決着が繰り返されてきた。
1.1番人気は苦戦
昨年こそ1番人気の
メラグラーナが勝利したが、それを含めて過去10年で1番人気の連対は3回のみ。前述の
高松宮記念と成績がリンクしない傾向を考えても、GIで結果を出すような強いス
プリンターが信頼しにくいレースであるといえるだろう。
2.中山では逃げ切れない
スピード優先のス
プリント戦だが、直線に急坂が控える中山コースでは事情が異なる。過去10年間で、逃げ馬の連絡みは3例だけ(いずれも2着)。そのうち2回は快速で知られる
ハクサンムーンだった。
3.キャリアが重要
一昨年の
アルビアーノが1番人気で5着に敗れたように、過去10年で4歳馬の勝率は6.9%ともうひとつ。勝率では過去10年で5勝している5歳馬が11.9%で断然である。連対率では6歳馬が18.8%、7歳馬が16.0%と、ベテランの頑張りが目立つレース。
ナックビーナスは昨年の2着馬だが、以降1年間で掲示板を外したのは
高松宮記念とダートの東京盃の2回だけ。心身ともに完成度を増して、確実にレースで結果を残せるようになってきた。
シルクロードSの5着は、内枠有利の京都芝1200mで外枠から先行しての結果。得意の中山で主戦の
横山典弘騎手に戻れば、巻き返しは容易だろう。
アルティマブラッドはこのレースと相性のいいラピスラズリSの勝ち馬。関西馬ながらこの舞台で3勝と抜群のコース実績を誇る。
レーヌミノルは1200mに出走するのは2歳夏以来だが、その小倉2歳Sが6馬身差の圧勝だった。ス
プリント路線で頂点を極める可能性を秘めており、注目の転向初戦となる。
以下、先行馬での好騎乗が目立つミナリク騎手を配して勝負気配漂う
ネロ、相手なりに走れて大崩れしない
ビップライブリー、GIホースが57kgで出走できるのは魅力の
スノードラゴン、使い詰めだが底見せぬ上がり馬
ダイメイフジ。