【腰回り充実】ミョーな馬体重の変動がなければ、
フローレスマジックが連勝V。2歳10月の
アルテミスS(2着)から、
クイーンC、
フローラSなど、
桜花賞や
オークスを意識したローテを組み、予想でも重い印で論を立てたが、最後の頃は体も硬くなりジリ貧。
復帰後も勝ち上がりに三戦を要したが、前走は472キロに増量。その数字通り、後半4F・11秒8-12秒0-11秒7-12秒0という、瞬発力と同時に持久力も問われる競馬を楽々クリア。南Wの追い切りを見ると、前走後の調整もきっと大丈夫。
対抗の
ハナズレジェンドも、タフな馬ではあるが、
美浦Sの連闘はさすがにキツかった。しかし、そこは矢作厩舎。2月半ばから坂路で6本、あっという間に立て直し。
レッドローゼスは、紐解けば
プリンシパルSを1分58秒7で2着した好素材。ロングスパートを前走でマスター、馬はまだよくなる。
馬場が少しでも渋れば、
ポールヴァンドルも首位奪取のチャンス。いつも太く見せるタイプだが、544キロは明らに重い。それでも見せ場を作ったし、小回りの中山9-10Fがベスト。
エアアンセムは、この条件で崩れなし。
ウイングチップも折り合えば
初富士S2着くらいは当然か。