【底を見せていない】
ヴァントシルムの勢い右翼。約一年振りとなった本年5月の新潟・
荒川峡特別を2着に好走。ところを阪神に移し、
生田特別も2着。2分27秒4というタイムは一見平凡ながら、レースの上りは11秒2-11秒1-11秒8。3着とは3馬身の決定的な差があった。前走も1000m通過は1分2秒1、2000m通過・2分2秒2という平均ラップ寄りの流れを力で圧倒。馬体も480キロで推移、初コースになるが、坂も克服できている。
3歳馬
エストスペリオルが強敵。二走前の5月の東京2400mのタイムは、2分24秒9ですか。ダービーは時々、このくらいで決着した年だってあったが、前走はラスト4Fにかけ11秒台を連発、素質で逆転もありうる。稽古のモタモタも、ステイヤーの特色と思えば、気にしなくていいのかもしれない。
同じく
ドレークも、ゆりかもめ賞では
ブラストワンピース、
ゆきやなぎ賞ではダービー4着馬
エタリオウと手合わせし、僅差に踏ん張った。
メルボルンTは、最後は余裕でフィニッシュ。馬体を緩めることなく、主戦の藤岡康が調教でも熱心だ。
クレッシェンドラヴの巻き返しが惑星。春3月、現級の
潮来特別で2着歴のある、中山2500mを好物にしている
ステイゴールド産駒。
北海ハンデキャップはチグハグな競馬で、まったくレースに参加できずお終い。しかし中山替わりで一変。南Wでビシバシと攻めも積んでいる。
不器用ゆえ前走のように前が詰まるケースも多々あるが、デキのよさなら
フォーラウェイ。中山の長丁場なら蛯名の闘志、
シャリオヴァルト。