※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ダービーへの優先出走権は与えられないが、
サトノラーゼン、
キズナ、
トーセンホマレボシと、ダービーでの好走馬がこのレースから最近6年間で3頭輩出されている。関西馬にとっては、
青葉賞よりも輸送の必要がないこのレースのほうが重宝されている面もあり、ダービーの帰趨を占う観点からも見逃せない一戦となる。
1.オープン・重賞負け組より前走1着馬
このレースでは勢いがなによりも重要である、というデータ。前走1着だった馬が最近7連勝中で、そのうち5頭が500万条件を勝っての臨戦だった。重賞で敗れながらも上位を賑わせた馬たちは名前が売れていることもあって人気を集めやすいが、このレースでは分の悪い戦いを強いられている。
2.マイラーでは勝てない
マイル志向の強い馬でも能力が高ければ、1800、2000までは我慢が利くが、2200となるとそうはいかない。過去7年の勝ち馬のうち、
スマートオーディンを除く6頭にはいずれも、それ以前に芝2000m以上の距離で好走実績(勝ちか重賞3着以内)があった。
3.順調に使われている馬が中心
2か月半以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は、過去10年で[0-2-2-12]。先週の
青葉賞がそうだったように、長めの距離を走る上で、順調さを欠いていることはマイナス材料になる。ちなみに、休み明けで連対を果たした2頭は、昨年の
サトノクロニクル(1番人気)、2010年の
コスモファントム(2番人気)と、いずれも人気馬だった。
フランツはアルメリア賞を2馬身差で完勝。タイムの1分45秒4は
毎日杯を上回り、同日の古馬オープンともわずか0.1秒差だから、きわめて優秀だ。祖母に
グレースアドマイヤを持つ
ディープインパクト産駒ということでは、昨年のダービーで1番人気になった
アドミラブルと同じだが、馬体が小柄なぶん、よりキレ味に恵まれている印象がある。京都の外回りは願ってもない条件だろう。
レイエスプランドルはこの時期に伸びる
ハービンジャー産駒で、ここに来て2連勝と波に乗っている。
山吹賞の勝ちタイムも優秀だ。
アルムフォルツァは
毎日杯では距離不足が堪えて8着に敗れたが、距離が延びたあずさ賞は危なげのない内容での完勝だった。中1週の強行軍になるが、出走に踏み切れば
ハーツクライ産駒の上昇度は魅力だ。
タニノフランケルはまだ未完成ながらレースではつねに大崩れせずに走る。重賞の厳しい流れで秘めた底力が引き出されるか、注目したい。以下、先行できなかった前走
皐月賞は度外視できる
ケイティクレバー、京都芝2200mでは未勝利戦を完勝した実績がある
ユーキャンスマイル、距離延長で上積みが期待できる
シャルドネゴールド。