【1F・11秒5】「本年の仔が一番ブエナビスタに似ている」と、1歳募集時から、姉2頭以上に注目を集めていたタンタラス。母そのものも、格別よく見せる馬ではなかったけれど、四肢や背中の長さ、皮膚感は一番似ているかなぁ…。最終追い切りは川田が跨り、CW・84秒8-68秒2-38秒4-11秒5。稽古同様、エンジンが回るまでに少し時間がかかるかもしれないが、外目八分どころを回って11秒5は出色。

　対抗はシャルムダムール。時折難しいところを見せる血統だが、リズムに乗るとかなり動く。ムラが表に出てくるようなら、丁寧に自分の能力だけは走る、エイシンフラッシュ産駒のアスクフラッシュ。少し仕上げが緩いがミッキーバディーラの素質が一角崩し。アンクルテイオウ、アスタードラゴン、アマリリステソーロも連下なら。

【実力伯仲】1年毎に完成へと近づいているブエナビスタの仔たち。3タンタラスは姉たちよりポテンシャルは上。京都での新馬戦勝ちが宿命づけられた血統で、ここは当然の主力視。6シャルムダムールも1本筋の通った良血馬。当日落ち着いているかは見極めたい。11ミッキーバディーラは仕上がり良好。

【中心不動】偉大なる母に父キングカメハメハという超良血の03タンタラス。注目されて当然の血統だが、稽古での動きのよさは評判にたがわぬものだ。コースも向くはずで、いきなりから好勝負が期待できそう。相手は、09アスクフラッシュと11ミッキーバディーラの2頭が上位評価組である。順当に決まる公算が大とみて、◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】アスクフラッシュは素質上位。追われてしっかりしているタンタラス。乗り込み入念なアマリリステソーロも圏内。

スピード適性ある馬が多い。なかでもキンカメ産駒から◎タンタラスを抜擢。ただ他も状態いい馬が多いのでハイレベルでのバトルになるような気がする。人気にならなそうな△割り込みを期待する。