【おれもクラシック候補】
コズミックフォースが、静かに確実に力をつけている。デビュー戦は3着に取りこぼし。しかし東京2000mで上り33秒2は破格。続戦で時計を2分2秒6に短縮して初勝利をマークし、
京成杯は粘り気の多い芝で1000m通過は59秒7のミドル。ラスト3Fのレースラップは37秒0というタフな競馬になったが、坂上から35秒4の末脚を繰り出し2着強襲。2200mに距離延長でも、あの勢いなら大丈夫。関西に遠征してでも、オープンで1勝を積み上げておきたい、クラシック候補の一頭だ。
才能や血統でいえば、
キタノコマンドールも五分以上。11秒8-10秒9-11秒0(3Fは33秒7)というレースラップを、33秒5でねじ伏せた新馬の切れ味圧巻。稽古の内容や精度も
ワンステップアップが見込めるが、ただ1勝馬はキャリアの浅さに泣くケースもある。
ならば
若駒Sを2分2秒7で逃げ切った、
ケイティクレバーの経験値。
シエラネバダは、兄たち同様、使って味が出る長距離仕様のディープ産駒。
スズカテイオーは、下腹がダブついた造りで新馬を盛り返すようにして勝った。