※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAのダート路線は、
フェブラリーSでひと区切り。それ以来最初のJRAダート重賞が
マーチSとなる。歴代の勝ち馬には
テスタマッタ、
エスポワールシチーというチャンピオン級の名前も見られるが、たいていの年はビッグネームは不在で、混戦模様になる。くわえてハンデ戦ということもあって、二桁人気馬が馬券圏内に飛び込んでくることもしばしば。波乱が前提で、難易度の高いレースである
1.上がりがかかるタフなレース
過去5回のレース上がり3Fは、37.8、38.6、37.3、38.2、37.7。ペースによっては38秒台に突入することも珍しくない。バテずにジリジリ脚を使うタイプが日の目を見るレースで、昨年は大井競馬所属として挑んだ
ロワジャルダンが10番人気で3着、2015年は佐賀記念から臨んだ
マイネルクロップが6番人気で勝利と、重いダートの公営競馬から臨戦した馬にも走りやすい条件になっている。
2.背負っている馬が強い
過去10年の当レース(阪神開催の2011年を含む)で、57.5kg以上の斤量を背負った馬が[5-1-2-20]という好成績。2011年の勝ち馬
テスタマッタは7番人気だったし、2017年の勝ち馬
インカンテーションも10番人気と、人気薄での快走も目立つ。
3.馬格がある馬が有利
勝ち馬の馬体重を昨年からさかのぼっていくと、536、504、510、500と500kg以上の馬が4連勝中。474kgの
ソロルが勝った2014年は重馬場だった。2着も過去5年中4頭が500kg超えだ。2018年1番人気の
ハイランドピークは468kgで9着、2017年1番人気の
コスモカナディアンは480kgで12着。
センチュリオンは昨年の勝ち馬で連覇を狙う。斤量は背負わされるが、前走で530kgという巨漢馬であり、背負っている馬が強いというレース傾向からも割り引く材料にはならない。このコースで8勝と、中山では別格の強さを見せる馬。昨秋GIで強豪に揉まれた経験も身になっているはずだ。
テーオーエナジーは佐賀記念では厳しい展開で失速したが、それ以前に2連勝した中山に戻れば一変が期待できる。
ジョーダンキングは1000万条件から連勝中の上がり馬。前走が余力たっぷりでの圧勝で、昇級初戦でも魅力が大きい。
リーゼントロックは佐賀記念の2着馬で、昨年
総武Sで2着があるように中山1800mも悪くない。
ヒラボクラターシュは間隔が詰まっているが実績的に上位で、出走してきたら重い扱いが必要になる。以下、自分の競馬ができれば侮れない
ハイランドピーク、ダート替わりで3連勝とまったく底を見せていない
ロードゴラッソ。