【かっ飛ばす】マテラスカイが快足を飛ばす。ドバイ・ゴールデンシャヒーンでは、ダートスプリントシーンを牽引する超A級馬を相手に、残り1F標識まで先頭というシーンを演じ、世界も日本も驚かせた。昨年11月のJBCスプリントで2着歴はダテではなく、昨年のプロキオンSの大楽勝――1分20秒3のレコ勝ちが、その源であり飛躍の起点だった。海外遠征明けになるが、調整も手慣れたもの。坂路の動きもスピード感満点。

　二の筆頭にはミッキーワイルドを指名。2勝クラスを勝ち上がるまでに少し時間を要し、「善戦マン」的な勝負弱さも抱えていたが、麦秋Sは1200m通過・1分11秒3というミドルを、早めに動かしていっても反応はピリリ。最速の上りで二枚腰を使い、1分23秒5というHレベルを自らが演出した。アルクトスも、欅Sは上り35秒5、時計は1分23秒4、対抗と甲乙つけがたい。キングズガードの外強襲も不気味。斤量は56キロ、今回はブリンカーで意識を固める。ヴェンジェンスは幸との呼吸もぴったり、7Fは堅調、馬場もコースも問わない。ツボにハマればサンライズノヴァ。ウインムートの前残りも一考の余地あり。

　海外帰りや休み明けなど、一般には不安視される状況下でも走ってしまうのが◎マテラスカイ。ここは無理に逆らわず、ヒモを少しひねる。前半が速い展開に向いているのは、ある程度人気の馬では昨年の3着馬○ウインムート、人気薄では1400mをこなした場合の▲オールドベイリーと見て、この2頭経由の3連複で。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【連覇濃厚】昨年、JRAレコードで逃げ切った9マテラスカイ。同馬にとってベストが芝スタートだとしたら、久しぶりの本気で挑める舞台に戻ってきたことになる。ドバイ帰りとはいえ、レース間隔はゆったり。昨年とは立場も人気もキャラクターも変わった。真っ向からのスピード勝負に対峙する。5サンライズノヴァは、ベストは左回り1600mは明白。ただ前走よりは格段に条件が良くなった。14キングズガードは展開向きそう。

※6/29時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京のダート1400で行われるレース。芝スタートで、東京ダート1600に似たコースで、このコースでの好績がある子から馬券検討するのをお勧めします。

　本命視しているのは、サクセスエナジーです。近走は地方競馬の深い馬場での好績で力をつけており、勢いがあります。

　前走は逃げ馬が圧倒的有利な浦和でウインムートに先着を許しましたが、レースぶりは悪くなく、今回の舞台で逆転があってもおかしくはないです。

※6/29時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　サクセスエナジーから入る。昨年暮れ以降、フェブラリーSを除けば中央、地方を問わずきっちりと連対を確保。昨年は4着だったが当時よりパワーアップしている。

　サンライズノヴァは近走ひと息も地力は上位。使って上積みも見込める。ウインムートも逃げた前走が完勝。他にも速い馬はいるがスピードでは引けを取らない。

　昨年の覇者マテラスカイはドバイから帰国後も坂路で元気いっぱいの動きを見せている。

※6/28時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　年明け以降の戦績がポイント。「“同年、かつJRA、かつ1400m以上、かつオープンクラスのレース”において4着以内となった経験のない馬」は2013年以降[1-0-1-40]と安定感を欠いていました。

　さらに「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.3秒以上だった馬」は2013年以降[0-1-3-45]、「出走数が29戦以上だった馬」は2013年以降[0-2-2-33]と、それぞれ勝ち切れていません。

　特に不安要素が見当たらないアルクトス、ヴェンジェンス、昨年の優勝馬マテラスカイあたりを素直に重視すべきだと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　昨年のマテラスカイ、そして14・15年に連覇したベストウォーリアなど、このレースの勝利をきっかけにGI戦線でも活躍していく馬が多く輩出されて来た。秋以降の飛躍を占う意味でも重要な一戦だ。

1.差し優勢も

　中京コースで行われるようになった12年以降の3着以内馬延べ21頭の内、実に15頭が4角5番手以下の馬だった。差しが決まりやすいレースと見て良さそうだ。しかしそれに該当しない6頭内4頭が1着馬であるように、勝ち切るとなると逃げ・先行馬の方か結果が出ている。

2.前走好走馬が中心

　過去7年の成績を前走の結果別で見てみると、前走1着、もしくは2着以下で着差が0.2秒以内だった馬の複勝率が31.9%に上るのに対し、1着に0.2秒以上の着差で敗れていた馬は複勝率9.8%と不振。前走好走馬を中心視するのが良さそうだ。

3.高速決着時は距離延長馬に注目

　週末の雨予報もあり今年も高速決着が見込まれる。過去に中京ダート1400mで勝ち時計が1:22.5以下だったのは8鞍あり、その内距離延長で臨んだ馬が複勝率38.1%と上々の成績を残している。対して前走1400mだった馬は複勝率17.2%、距離短縮となった馬は複勝率14.3%にとどまる。

　マテラスカイは前走のドバイゴールデンシャヒーンを2着。番手から見せ場たっぷりの内容で大健闘した。国内では昨年の同レースをレコード勝ちして以降JBCスプリントで2着した以外は精彩を欠いた競馬が続いていたが、圧勝した舞台で巻き返せるか注目だ。週末の雨予報もこの馬にとってはプラスとなる。

　ヴェンジェンスはオープンクラスを2連勝。揉まれずに外目を追走できれば終いまでしっかり脚を使えるし、重賞でも相手なりに走れそうだ。時計勝負にも対応可能で展開次第ではあっと言わせるシーンも。

　ミッキーワイルドは連勝の勢いそのまま初の古馬重賞に挑む。中団から使える鋭い末脚が武器で、前走内容からしていきなり上位争いに持ち込めて良さそうだ。

　アルクトスはマイル以下のダートで未だに崩れていない。前走は最内枠からきっちり脚を伸ばして競り勝つという、結果以上に内容の濃い競馬。ここでも期待十分。

　以下、高速決着になると浮上の余地はあるオールドベイリー、前走のさきたま杯を逃げ切り勝ちしたウインムート、得意コースで巻き返しを図るアディラート。

【逃げ切る】意外に先行指向が弱いメンバー構成。ここを目標に調整されてきた09マテラスカイが、楽にハナを奪える一戦である。速力上位であるのは言うまでもなく、脚抜きのいい馬場になるのもプラス。条件適性の高さも十分だ。相手は、01サクセスエナジーと10アルクトスの2頭が上位評価組。堅く決着する可能性が高いとみて、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】キングズガードは地力上位。充実しているアルクトス。ドンフォルティスは状態がアップ。

昨年の同レース圧倒の同距離コース122を見てしまうと◎マテラスカイというしかない。スピード勝負になればさらに有利ではないか。相手は前走値から○ヴェンジェンスと▲ミッキーワイルド。どちらも112。一発☆アルクトス。割り込める△選びも大事。

連勝中と勢いに乗る12ミッキーワイルドを推す。典型的なサウスポーでうまく仕掛ければ重賞Vだ。次位は9マテラスカイで昨年レコード勝ちした覇者で潜在能力は上位。▲は4ヴェンジェンスで末脚は強力で展開次第ではチャンス。