【プチ・頂上決戦】
ヴェロックスは、ダービーも想像していい、
ジャスタウェイ産駒の初年度産駒の金看板。縦から見ると少し薄い。
野路菊Sは加速負け、東京スポーツ杯は、勝負どころで前をカットされる不利も痛かったが、そこで動いていけるだけの機敏さと体力が足りなかったのも事実。しかし、返し馬のスケール感は、メンバー中ピカイチだったなぁ。記録面においても、後半5F・11秒9-11秒6-11秒6-11秒4-11秒6という、タフな流れを時計差なしの4着。中間調教も一歩踏み込んだ。身体を大きく厚くして出てくれば、クラシックが現実のモノとなる。
才能なら
サトノウィザードも負けず劣らず。デビュー戦は1000m通過1分5秒0の超スロー。おっつけゝ、せかさないと進んでいかない幼さはあったが、11秒4-11秒3-11秒1(3Fは33秒8)という加速ラップを、瞬時に33秒3で抜け出してきた。身体のライン、フットワークは、あの
サートゥルナーリアにウリ二つ。松田国が、クラシックを意識し、あえてここまで我慢した才能に注目。
ホープフルSは、ほぼ連闘に近いハードローテの影響か。出遅れ、終始後手を踏んだ
キングリスティアだったが、坂上からもう一回脚を使った。母の姉は
エリモシック(
エリザベス女王杯)。新馬戦は6F目から12秒3-12秒4とピッチを上げ、上り3Fは12秒0-11秒4-11秒9。走破時計は2分1秒2と上質。馬体も構築ラップも、キャリアを積めば光る、いぶし銀のようにしぶい。
速い上がりが課題だった
ブラヴァスも、
エリカ賞・34秒8で自信。
ショウリュウイクゾ、
リオンリオンは、ここで負けるとクラシックの退路を断たれる。