【さらに加速】ステイフーリッシュが続伸。菊花賞は11着に終わったが、中距離路線にシフトし直し、チャレンジCが3着。前走の中山金杯は、1000m通過・59秒9という平均ペースを、3コーナーすぎから大まくり。

　最後は勝ち馬の外強襲を許してしまったが、レース内容自体は一番手評価に値する。フラットコースの京都2200mは、京都新聞杯・2分11秒0という快記録があり、高いレベルで好状態も維持できている。

　同じ4歳世代・ホープフルS勝ち歴のあるタイムフライヤーも、菊花賞6着で復活の狼煙。中山金杯は小差5着、調教の動きは前回以上。渋った時計の掛かる馬場を得意としている。復調に手間取っているが、GIIならダービー馬マカヒキの格もあなどれない。天皇賞で大きく減った馬体も徐々に回復、有馬記念も見せ場は作っている。

　パフォーマプロミスも京都替わりで巻き返し。ノーブルマーズは日経新春杯4着と上昇モード。ダンビュライトは京都のパワー馬場はいい。

　正直、例年と比べたらメンバーレベル的にはいまひとつという感もある今年の京都記念。ただ前売りを見るとほどよく人気割れしていて、馬券的には楽しめそうだ。

　京都記念を前走クラス別成績で振り返ると、前走GI組とGII組の間にはかなりの成績差がある。ここを足場にドバイに行くような強い馬がグループの成績を引き上げてきたのも事実だが、前走GI大敗馬もそれなりに馬券に絡んでいて、戦ってきた相手のレベルが重要であることをうかがわせている。

　今回は金杯組の4歳馬も売れているが、ここは有馬記念組の◎マカヒキ、○パフォーマプロミスどちらかが勝つという前提で馬券を組み立てたい。◎はずっと1着が取れていないが、ここまで相手関係が楽になったのは久々。○はGIだと大きな着順になってしまうが、GIIでは常に良い競馬ができている。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【波乱含み】GI昇格以前ではあるが、ホープフルSを快勝して、2歳時はクラシック候補とも言われた1ハートレー。それ以降は怪我に悩まされ思うような活躍は出来ていないが、今回は順調に調整を進めてこられた。ディープインパクト産駒だが、一瞬の切れ味というよりは長く脚を使えるタイプ。馬場も荒れて、似たり寄ったりの冬季重賞ならチャンスありと見た。

　10ステイフーリッシュは同コース、同距離で重賞勝ち。自在性があるのは強み。2ノーブルマーズは宝塚記念3着を評価。

※2/3時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　有力馬の叩き台として使われやすいレースです。今回本命視したのはダンビュライトです。なぜなら松若風馬騎手を起用してきたから。

　この子はダンビュライトにまたがった時の成績が抜群に良く2戦2勝。最も相性のいい騎手だと考えます。

　騎手と馬の相性って本当に大事なもので、この騎手の時にしか走らない馬もいるくらいです。そういう意味で楽しみはありますし、グレード勝ちのチャンスがかかる風馬騎手はいろいろな策も考えてくるでしょうから楽しみです。

※2/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近走3、2着。ステイフーリッシュが京都新聞杯以来の重賞を手にする。前走は外枠もあって道中で動かざるを得ない競馬。坂でジリジリとなり苦しいかと思われたが坂上でまた伸びた。ステイゴールド産駒らしい持続力がある。ここは楽しみな一戦。

　パフォーマプロミスは宝塚記念や有馬記念のような超一線級相手では苦しいが、GIIなら崩れない。

　ノーブルマーズは前走、悪くない伸び。地味なタイプでオッズ的にもおいしい。

　冬場は調子が上がるダンビュライトも押さえたい。

※2/3時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　実績馬が強いレース。「“前年以降、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において4着以内となった経験がない馬」は2012年以降[0-0-0-31]と上位争いに食い込めていません。

　さらに「前走との間隔が中4週以内だった馬」は2012年以降[0-0-0-29]、「前走の出走頭数が12頭以下だった馬」は2012年以降[0-0-0-12]。

　これらの条件をすべてクリアしているパフォーマプロミス、マカヒキが有力だと思います。

※2/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　過去10年の京都芝2200mの種牡馬別成績は、ディープインパクト(24勝)、キングカメハメハ(12勝)に続きジャングルポケットが10勝で3位に入っている。勝率は13.7％と高い。◎ノーブルマーズは昨年の宝塚記念3着など、芝2200mでは6戦して【2.1.1.2】と好成績を残している。悲願の重賞初制覇を果たしたい。

　ルーラーシップ産駒も18戦3勝と数は少ないが、勝率は16.7％と高く、同距離のアメリカJCCを勝っている○ダンビュライトも要注意だ。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　古馬中距離路線のトップホースの始動戦となるレース。ドバイ国際競走へのステップレースとしての役割もあり、また2017年からGIとなった大阪杯の前哨戦にも位置づけられる。毎年多くのスターホースが顔を揃えて豪華なメンバーになるが、今年は当初ここを予定していたミッキーロケットが引退を決めたこともあって、例年に比べると手薄なメンバー構成になりそうだ。

1.決め手勝負型は苦戦

　過去10年間の勝ち馬のうち、差しての勝利だったのは1頭のみ。残りの9頭は、4コーナー4番手以内で競馬をしていた。2018年のレイデオロや2017年のマカヒキ、2016年のレーヴミストラル、2015年のハープスターのように、鋭い決め手を武器に実績を残して来たタイプは苦戦を強いられている。

2.ディープインパクト産駒の人気馬は苦戦

　過去10年でディープインパクト産駒の成績は[1-5-2-10]。2013年には6番人気のトーセンラーが勝利して、2017年は5番人気のスマートレイアーが2着しているが、1番人気に支持されたマカヒキ、ハープスター、ジェンティルドンナは連を外しており、人気馬は信頼しにくい。

3.日経新春杯組は苦戦

　前走で日経新春杯を走っていた馬は[0-0-1-16］。2011年にヒルノダムールが2番人気で3着した以外は、ほとんど勝ち負けにもかからない成績に終わっている。同じく冬の京都の中距離GIIではあるが、メンバーレベルの違いもあって関連性は薄い。


　タイムフライヤーはホープフルSの勝ち馬。3歳時は不振に苦しんだが、菊花賞では13番人気で6着、有馬記念を勝つブラストワンピースとは0.2秒差だった。2歳時に萩Sを圧勝しているように、3コーナー過ぎの下り坂で加速に乗れる京都外回りは合っているようだ。前走中山金杯では5着とはいえ0.2秒差。距離延長は好材料だし、斤量が55kgになるのも有利だ。

　ステイフーリッシュは中山金杯で早めに脚を使いながらしぶとく2着に粘り込んだ。京都2200mでは京都新聞杯を勝っていてコースも合う。マカヒキは古馬になってから勝利から遠ざかっているが、昨夏の札幌記念2着と復活の兆しは見せている。ここまで相手関係が楽になれば一変しても驚けない。

　パフォーマプロミスは有馬記念では見せ場がなかったが、GII戦に限れば1・3・1着。ここでは実績上位とも考えられる。ダンビュライトは気難しさが残るが、過去2戦2勝と相性のいい松若風馬騎手への乗り替わりで反撃機を窺う。以下、宝塚記念3着で2200mを得意とするノーブルマーズ、叩かれた上積みが見込め京都にも勝ち鞍があるブラックバゴ。

【展開有利】非常に先行指向が弱いメンバー構成。現在の荒れた馬場を考えると、なおさら前有利である。本命は02ノーブルマーズで、ここは本来の先行策での粘りに期待できるはず。前走を叩かれてデキも上向いており、枠番もベストだ。相手は、07パフォーマプロミスと08ダンビュライトの2頭が上位評価組。大きな紛れはないとみて、◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】パフォーマプロミスは状態良好。追い比べでノーブルマーズが肉薄。ハートレーはこの距離が合う。

平均値と同距離コース重視のレース。シンプルに◎マカヒキを軸にする。相手に同距離コース持つ4歳筆頭で○ステイフーリッシュ。平均値2位▲パフォーマプロミス。一発☆ダンビュライト。△までに拾い切りたい。

昨春の京都新聞杯の覇者10ステイフーリッシュが主力。長丁場は歓迎で早めの仕掛けでチャンスをつかむ。次位は11タイムフライヤーで差し脚は堅実で能力は互角。▲は8ダンビュライトで条件はベストで好走は必至。