※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
昨年はJBCが京都競馬場で開催されたため行われなかったダート1800mのGIII。大一番・
チャンピオンズCへの前哨戦で、休み明けの実績馬vs夏以降使われてきた上がり馬という構図になることが多い。JBCと時期が重なっており一線級の参戦が少ないことから、
トランセンド、
ローマンレジェンド、
インカンテーション、
アポロケンタッキーら4歳馬が今後の飛躍のきっかけとなる勝利を挙げるケースもままある。
1.若い馬が強い
10年に創設されて以降施行された8回中、6回で4歳馬が勝利している。残りの2回は既にGIで活躍していた
エスポワールシチーが勝った11年と、そもそも4歳馬が1頭も出走していなかった17年のみ。また複勝率は、6歳馬が10.0%、5歳馬が16.7%なのに対し、3歳馬は25.0%、4歳馬は31.0%となっている。
2.前走上位人気の馬
前走1番人気だった馬は[6-3-1-13]で複勝率43.5%、2番人気だった馬は[2-3-3-15]で複勝率34.8%と優秀。なお、直近の5年間では「前走は1番人気だったが今回は2番人気以下だった」というパターンの馬が続けて勝利している。
3.先行していた経歴
これまで3着以内となった延べ24頭中、20頭は前走4角4番手以内だった。対して、前走10番手以下だった馬は[0-1-0-17]。前々で立ち回れる、もしくは4角までにポジションを押し上げていける脚力は必須。
スマハマは7月の
名鉄杯で日本レコードの逃げ切り勝ちを収め勢いに乗る4歳馬。今回はそれ以来の休み明けだが、賞金を積んでおきたいここはきっちり仕上げて臨んでくるだろう。先手を主張してきそうなメンバーが他におり展開面でどうかという懸念はあるが、これまで好位に控えた競馬のときも大崩れしていないことから、対応は十分に可能と見る。
ワイドファラオは前走のオーバルスプリントで2着も、流石に小回りの1400mは忙しすぎた印象。1800m自体は未知数だが、前走より距離が長くなるのは明らかにプラスに働くだろう。
インティは帝王賞6着以来の復帰戦。過去に圧勝歴のある京都ダート1800mに舞台が変わって見直したいが、59kgという斤量はやはり気になる。
ノーヴァレンダは揉まれ弱いので外枠が欲しい。好位外目スムーズならこのメンバーに入っても十分勝負になるだけの能力はある。以下、前走の
シリウスSは外枠が響いた
ジョーダンキング、抽選待ちだが勢いに乗る4歳馬として無視できない
アドマイヤビクターと
スワーヴアラミスまで。