※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
以前は秋の阪神開幕週に行われており、当時の勝ち馬には、
ジャパンカップと
宝塚記念を制した
タップダンスシチー、
天皇賞・春を勝った
スズカマンボ、
宝塚記念と
有馬記念を勝った
ドリームジャーニーがいる。12年から12月の阪神に移動し、16年までは2週目の芝1800m、以降は開幕週の芝2000mと条件が変わってきた。阪神芝2000mは
大阪杯が行われる舞台でもあり、
宝塚記念とも条件が近い。翌年の大舞台を展望するようなスター候補の出現を期待したい。
1.若い馬が強い
時期変更以降の7年間で3歳馬が3勝、4歳馬は2勝している。また、14年の勝ち馬
トーセンスターダムと17年の勝ち馬
サトノクロニクルは、ここが古馬混合戦初挑戦だった。距離が2000mに変わった一昨年は、3歳馬が3頭出走して1・3・5着。昨年は
レイエンダが出負けもあり6着に敗れたが、
ステイフーリッシュは5番人気3着。若くて勢いのある挑戦者が通用しやすい傾向がある。
2.中4週から8週の馬
時期変更後の7年間で、中9週以上の休み明けだった馬は[0-0-1-14]で複勝率6.7%しかない。また、中2週以下の馬は[0-2-0-33]で複勝率5.7%しかなく、間隔が詰まりすぎているのもマイナス。成績が良いのは[6-5-3-28]という中4週から8週の馬で、複勝率は33.3%。回収率も、単勝・複勝ともに100%を超えている。
3.
中日新聞杯との両睨みでメンバー分散
翌週に同じ距離でGIIIの
中日新聞杯が行われるため、メンバーが分散して少頭数になりやすい。あちらはハンデ戦でこちらは別定戦なので、実績上位馬はこちらを使うことが多くなる。昨年は上位人気5頭のうち4頭で1着から4着。今年も大きな波乱は考えにくい。
4連勝中の
ロードマイウェイに期待したい。前走の
ポートアイランドSは前半の1000mが57秒4というハイペースの中、好位から押し切り勝ち。4連勝はいずれも外回りだが、前々で立ち回ってしぶとさを活かしたい本馬にとって内回りコースが仇になるとは思えない。2000mの距離もこれまでの勝ちっぷりからして問題ないだろう。
ギベオンは前走力負けといった内容だが、休み明けということを考えれば及第点の内容。また、
鳴尾記念は出負けの影響もあり参考外。内回りコースに変わるここで改めて期待したい。
ケイアイノーテックは脚の使いどころが難しそうな馬で、外回りより内回りの方が競馬しやすいのではないかと思う。右回りの方が道中もスムーズだ。
ブレステイキングはここが試金石。開幕週の阪神は合っていないだろうが、やや時計が掛かる馬場や展開になれば上位争いは可能。以下、昨年3着の
ステイフーリッシュ、休み明けがどうかだけの
トリオンフ、前走はさすがにペースが速すぎた
ブラックスピネル。