※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
平地競走としては最長距離で行われる一戦。1着賞金6200万円は他のGII戦よりワンランク上の扱いとなっており、活躍の場の少ないステイヤーにとって年間最大の目標レースとなる。また、
万葉S、
ダイヤモンドSなど長距離路線の上級クラスはハンデ戦が多い中で、別定戦であるということも一つの特徴だ。
1.先行馬有利
過去10年の勝ち馬の内、9頭は4角5番手以内だった。3着以内で見ても、延べ30頭中21頭は4角5番手以内。開幕週でかつ長距離戦のスローペース必至となれば、前で折り合える先行力が大きな武器となる。
2.後半の速い脚
09-13年の5年間ではラスト5Fの平均タイムが60秒1なのに対し、14-18年の5年間は60秒以上かかった年が一度もなく平均59秒4。後半の速い脚が求められるようになってきている。また、昨年は残り1200から800m地点の2ハロンが12秒4-11秒6、16年は残り600から200m地点が12秒2-11秒4と、加速力も要求されやすい。
3.リピーターが多い
アルバートの3連覇が記憶に新しいが、それ以前も
デスペラードが2連覇を含む3年連続好走、
トウカイトリックが7回挑戦して4回3着以内になるなど、リピーターの活躍が目立つレース。他に例のない特殊条件であるため、他条件で凡走している馬も過去に好走歴があるならば侮れない。
今年はリピーターの中で
モンドインテロに注目したい。一昨々年は大外を回して差し届かない形で3着、昨年は先行策を取るも結果的に終盤で後手に回ってしまい3着。いずれも敗れはしているが、ゴールまでしぶとく脚を伸ばしており1・2着とは差のない競馬をしている。適性があるのは確かで、今年もチャンスは十分にあるだろう。昨年に続きW.ビュイック騎手の手綱というのも心強い。
リッジマンもリピーターという点で侮れない。前走の
京都大賞典は明らかな叩き台であり、ここに向け調整も順調だ。
チェスナットコートは距離に適性がありそうで、開幕週の馬場もプラス。このメンバーならチャンス十分。
アルバートは本レースを3連覇しており、実績・適性は最上位だろう。だが、前走はさすがに負け過ぎ。叩いての上昇に期待したいが、今年は人気ほどの信頼感がない。以下、大箱がベターも先行力があり距離適性もある
ヴァントシルム、中山コース変わりプラスの
メイショウテンゲン、スタミナ豊富な
サンシロウ。