※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
夏のローカル開催で唯一行われるGII戦。サマー2000シリーズの第4戦にして最大のポイントが付与されるレースではあるが、
札幌記念の勝ち馬は
凱旋門賞や天皇賞など秋のGIへ直行することが珍しくなく、サマー2000シリーズとの結びつきはそれほど強くない。
1.スピードが要求される
昨年は、長距離の重賞しか勝っていなかった
フィエールマンが1番人気で3着に敗れ、
毎日杯を制していた
ブラストワンピースが勝利。一昨年は、重賞では2000m以上しか実績がなかった
マカヒキが1番人気で2着に敗れ、マイル以下の重賞を2勝していた
サングレーザーが優勝。14年は中長距離路線で活躍して断然人気に支持されていた
ゴールドシップが、
桜花賞馬
ハープスターに敗れた。スタミナよりはスピードがものを言うレース。
2.小柄な馬は不振気味
函館開催だった13年を除く過去9年で、馬体重が500kg以上だった馬は[2-7-2-26]で連対率24.3%、複勝率29.7%と優秀。また、480から499kgの馬も[4-2-3-36]で連対率13.3%、複勝率20.0%とまずまずの成績。対して、479kg以下の馬は[3-0-4-42]で連対率6.1%、複勝率14.3%。
3.距離短縮馬が優勢
過去9年、前走からの距離短縮となる馬は[4-4-6-22]で連対率22.2%、複勝率38.9%と上々の成績。対して、前走も2000mだった馬は[2-2-2-53]で連対率6.8%、複勝率10.2%、前走からの距離延長となる馬は[3-3-1-29]で連対率16.7%、複勝率19.4%。
トーセンスーリヤは重賞実績が芝2000mの
新潟大賞典しかないが、中央転入後の条件戦はいずれも芝1800mを勝ち上がってきており中距離馬としてはスピードが秀でたタイプと見ることができる。前走の
宝塚記念は馬場が特殊で参考外。過去には札幌コースでしばしば好走してきており、今回の条件替わりで巻き返しを期待できるだろう。
ノームコアはここならスピード上位で、距離延長は問題なくこなせそう。ただ、2000mがベストというわけではないので、良馬場で走りたい。
ラッキーライラックは実績上位。札幌よりは函館の方が合っているタイプだろうが、前走以上は走れるだろう。
カウディーリョは前走過剰人気だった。函館よりは札幌の方が合いそうで、GIIでも十分通用する。以下、どこまで成長しているかがカギだが札幌は合う
ブラックホール、距離短縮プラスの
ペルシアンナイト、展開が噛み合ってほしい
マカヒキ。