【こんなに強かったのか】
ライトオンキューの爆発力は、なんともいえず魅力的。
昨年11月・
京阪杯は、手前が代わらないままでも有無を言わさぬ一気差し。GIIIではちょっとばかりモノが違った。こんなに強い馬になったのか―― 一気にGI級へバンプアップとしたとみて、ドバイ遠征も決めた。
しかし、折からのコ
ロナ騒動で出走は白紙。造り直しをはかり、函館SSへと向かい、直前の追い切りでは栗東坂路・49秒4が出た。半年ぶりの実戦でも好勝負を予感させたが、リズムよく直線入り口では先行勢を射程圏に入れながら、伸びひと息。典型的な休み明けの症状を示し6着に終わってしまった。続くUHB賞はプラス6キロの518キロ。うーん。まだ時間がかかるのかなぁ…。下腹に見るからに余裕があり、重め残りと想えたが、直線望外の加速でスタスタ。いい意味で予想を裏切られた?。
いや、ドバイ遠征を企画したのは、あの脚をみればこそ。直前の追い切りも、外ラチをこすりあげるような、唸るような勢いでバフバフ。
キーンランドC制覇で、続く
スプリンターズSアタックへの確信としたい。
超えるべき相手は
ダイアトニック。1400mを中心に地力を強化し、4歳秋
スワンSを制覇し、待望の重賞ウィナーの仲間入りを果たした。GI・
マイルCSは10着に敗れたものの、本年緒戦の
京都金杯ですかさず2着に反撃。
阪急杯は3着(2着降着)に敗れたが、従来の差し戦法から先行策へとスイッチし、ス
プリント路線を見据えたレース構築へと切り替えてきた。そうして迎えた大一番・GIの
高松宮記念、逆に進路を妨害され無念の3着に惜敗はしたが、函館SSは58キロを背負い、好位差し。ス
プリントロードの歩みを確かなものとした。
ハナを叩けば、
イベリスが一角崩し。UHB賞は、初タッグもあったのだろう。手探りの感じでインに誘導、なんとか3着は確保したが、なるほどチークピーシーズ装着馬。脚を突っ張る癖はわかった。今回はブリンカーに装備を強化、追い切りの走りに伸びやかさが前面に出てきた。構えは先手。スンナ
リハナを叩けば、マイルGIII・
アーリントンCだってスイスイ。半姉の
ベルカントは
アイビスSD連覇を果たした、サ
マースプリントシリーズの覇者。6Fではまだ底を見せていない。
フィアーノロマーノは、阪神C・
阪急杯を1分20秒前半で僅差2着。函館SSは、初の6F。年消し明けの影響も微妙にあったか。ギアの入りに手間取り4着に敗れたが、差は0秒4。距離二度目、56キロなら前進十分。
ヤマカツマーメイドも、ぜひ連下に加えておきたい3歳馬。初勝利は札幌1500m、
フィリーズレビュー2着。春は
桜花賞で
ピークがきたが、立て直しをはかり、池添Jも
ニンマリ?デキのよさなら
アイビスSD3着の
ビリーバー。洋芝適性は二走前で証明済み。連穴は
エイティーンガールの一発。