【点灯】
ココロノトウダイの才能に火がともる。
思えば一年前、デビュー戦は福島の1800m。2着に敗れはしたが、2歳夏の時期に上り34秒7の末脚が使えた。続く新潟戦は順当勝ち、
きんもくせい特別奪取までは予定通り。ただ、脚元がモヤモヤ。生涯一度のクラシックだけに、完調には一息と知りつつも、
共同通信杯、
スプリングSに参戦。結果5、7着に敗れたが、将来像など、ある程度は絵描くことができた。先週の
ラジオNIKKEI賞も頭にあったが、まずは自己条件から再出発。最終追い切りは南W・66秒4-38秒0-11秒9を馬なり。ここ二戦とは順調度も気配も違う。
デジマノハナも上昇急。二走前の中山戦――暮れの勝ちっぷりは鮮烈、やけに印象深い。半年ぶりの実戦も、稍重・1分59秒8で突破。着差はクビだが、最速の上りが示すように脚色はまったくの優勢。
スクリーンヒーロー×
トワイニングという配合も、梅雨時の福島10Fに
ドンピシャ。横山典Jの丁寧なコントロールにも注目だ。割って入れば
コンダクトレス。テレ玉杯はラスト4F・11秒台を連発、時計は1分58秒3。コースは替わるが、前走の流れとポジショニングをなぞれば自然と好レースになる。馬場悪化の度合いでは、
サペラヴィも単式圏。やや距離は短いが、
スマイルのポテンシャル。
コスモインザハートも立ち直った。