【伏兵注意】クラヴィスオレアは昇級後も僅差の競馬を続け力量アップを証明。素軽さ前走以上でスムーズに先手なら押し切り濃厚。バーニングペスカは芝に戻って力を見せており平坦替わりも歓迎で好勝負。ワールドフォーラブは仕上がり良好でクラス2走目で前進十分。ブレイブメジャーも力強さ増しており上位の候補。ヤマニンペダラーダも好調維持し、ダイワメモリーやキルロードなどにも注意が必要。

【呼吸を整え】ブレイブメジャーが、休み明けを叩き気配一変。

　紐解けば3歳4月期に東京マイルを1分32秒9、中山マイルでも1分32秒9という記録を刻み込んだ好素材。二走前の三鷹特別・1分21秒4は、同じ開催の3勝クラスの決着タイムと遜色なく、全成績はまだ[3202]と底を見せていない。二度の着外はGIII・ラジオNIKKEI賞(7着)と、休み明けの前回のみ。そのフリーウェイSは、久々、重め残りのぶん0秒3差伸びあぐねたが、1000m通過・56秒8-1200m通過・1分8秒1というよどみのないペースで展開。距離短縮にも十分対応が見込める内容だった。最終追い切りは南DWで66秒台を計測、攻め駈けしない馬にしては時計的にも動いた。

　当面の目標はクラヴィスオレア。マイルで2勝をあげているが、1400mの多摩川Sも先手さえ奪えば0秒1差の3着に粘り込めた。1200mの速い流れなら逃げなくとも折り合いがつき、好位でレースが作れる可能性が高い。

　三番手はキルロード。着順は9着だが、フリーウェイSは0秒6差。タフな流れの東京1400mを残り1ハロン標識まで先頭を張った。距離短縮、平坦替わり、パワーを要する馬場も得意。福島に舞台がかわればきわどい勝負に持ち込める。

　バーニングペスカも芝・ダート兼用型の逃げ馬、直線フラットコースを得意としている。同型との兼ね合いがカギになるが、5歳馬にしてはキャリアも浅く馬体もフレッシュさを保てている。少し間隔はあいたが、ワールドフォーラブは船橋Sを小差4着。平坦コースにまだ新たな可能性を残している。ダイワメモリーは、初の1400m・多摩川Sを0秒2差に食い込んだ。母は名牝ダイワスカーレット、短距離で大化けはないか。

　芝の重・不良で馬券に絡んだ経験のある馬がキルロードだけ。血統が少しはヒントになるとはいえ馬場のことを意識しても仕方ないので、土曜午後に少し降って稍重から重くらいの想定、万が一良馬場でできたとしても的外れではないくらいの予想でいく。

　いま名前の出たキルロードに加え、クラヴィスオレアもいるしアユツリオヤジまで参戦してきたらハナ争いは激しくなりそう。その少し後ろから中団やや前くらいで競馬ができる馬を軸にしたい。

　◎はワールドフォーラブ。前走は残り100mを切るところまでは先頭、最終的に4角10番手以下の馬が2、3、5着に届いているし、この馬にとって展開が楽だったわけでもない。昇級初戦で4着なら内容的には悪くないだろう。気性的なもので短距離を走っていると思うので、前半が流れつつ自分のペースをキープできれば勝ち負けは可能。この◎は道悪歓迎とまではいかないが、○以下は馬場を意識したチョイスで。

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【波乱含み】16ブレイブメジャーは距離短縮がプラスになりそうで先行押し切りに期待。7ワールドフォーラブは底力に欠けるが相手なりに走れるタイプとみて対抗に据える。3バーニングペスカは前走ひと息でもこの条件なら先行粘り込みが狙えそう。12ダイワメモリーは距離短縮でどうかだが、流れひとつで善戦以上が可能とみる。13クラヴィスオレアは展開次第だがスピード的に要マーク。決め手がある8ヤマニンペダラーダも押さえたい。

【小波乱】ブレイブメジャーはコースが変わり決める。ダイワメモリーは追い比べで肉薄。芝の舞台でアーバンイェーガーが力を発揮する。

3歳いない3勝クラス。近走同距離コース好走タイプもいないので難しいメインになった。数字キッチリ上がってきている○ブレイブメジャーは数字良いのだが初距離で微妙。ならば距離経験あって馬場重くても良さそうな◎キルロード筆頭。3番手に▲バーニングペスカ、☆ワールドフォーラブを。

母譲りのスピードは非凡な16ブレイブメジャーを推す。平坦向きで状態面での上積みが必至なら期待できる。次位は11キルロードで積極策から逆転を狙う。▲は7ワールドフォーラブでスピード能力は上位で先行策からチャンスをつかむ。

　最近5年の結果を見ると、4コーナーで2番手以内だった馬が【5-3-0-2】という圧倒的な先行有利の傾向が出ている。当然、狙いも先に行ける馬の中からとなる。

　◎は、バーニングペスカとした。芝では安定して前で運べる馬であり、人気を裏切った前走にしても、2走ボケと言うよりは坂で止まった感も受けた。福島コースは初めてだが、自分の競馬ができれば押し切れるはずだ。

　相手は、ブレイブメジャー、キルロード、ワールドフォーラブへが本線で、以下は、ナンヨーアミーコ、クラヴィスオレア、ダイワメモリーまで押さえる。