【伏兵注意】レッドアルマーダは去勢明けで格上挑戦の前走を快勝し成長示す。中1週も素軽さ前走以上で再度同条件なら連勝十分。ディアセオリーはプリンシパルSで3着と好走し引き続き状態も良く自己条件で。カナロアガールは末脚堅実で展開次第で浮上可能。ペルソナデザインも脚力見劣らずB効果にも期待。ビバヴィットーリオも前走内容なら通用見込め、スパークオブライフやミチビキなども侮れない。

【さらに上昇】レッドアルマーダの前進に注目。前走は約8か月振りの実戦。体重は540キロ、未勝利という立場で1勝クラス・二王子特別に臨んだが、好発を決めすぐに好位へ。大型馬だけにトップスピードに乗るまでいくぶんモタついたものの、上りラップは推定11秒1-10秒7-11秒4(33秒2)。高速馬場の新潟とはいえ、しっかりと10秒台のラップを刻み込んだ。ルメール×藤沢タッグ、前記した通りの大型馬。中一週の反動より、叩いた上積みのほうが大きい。

　対抗は3歳馬ディアセオリーの可能性。父はサムライハート、新馬勝ちは福島(1800m)。GIII・札幌2歳Sや、GI・ホープフルSなど一流どころを相手に戦い、そしてダートも試してみたが、芝に戻して、ひめさゆり賞が追い込んで4着。前走のプリンパルSは道中1000m通過が1分1秒6のスロー。上りの速い瞬発力決着となったが、レースラップはラスト4F目から11秒9に速力アップ。続く3Fは11秒0-10秒9-11秒9(33秒8)という高速ラップが出現。2馬身半ほど遅れをとったものの、1800m通過は1分47秒9。1勝クラスの水準値には達しており、56→54キロ減なら、もうひと頑張りが可能と見た。

　三番手はカナロアガール。近三走は当該コースを含めすべて左回り1800m、最速の上りを計上したりして、首位と0秒5差以内に差し込んでいる。

　惑星は3歳馬ビバヴィットーリオの逃げ残り。1400mからマイルに延ばして、却って逃げ脚が通じることがわかった。9Fでももう一丁。ペルソナデザインは昨年の国分寺特別を1分46秒1で2着、同じ絵図が描けるかもしれない。あちこち幼さは抱えているが、ジュエルタワーは祖母はゴールデンサッシュ、ステイゴールド一族。夏にひと化けある。

　1勝クラスは3歳馬を狙わないわけにはいかない。ただ昇級初戦の馬よりは、世代限定の1勝クラスで掲示板以上の好走歴が近走にある馬のほうがよい。

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【中波乱】12レッドアルマーダは長休明けの前走快勝で、ここでも決め手発揮が期待できそう。13カナロアガールは展開がカギだが仕掛けひとつで善戦以上が期待できる。7ジュエルタワーは地力的にどうかだが、立ち回り次第でチャンスがありそう。相手なりに走れそうな8ディアセオリーも押さえておく。11エバンタイユドールは今回も差しに回れば上位まで。好位差しが安定している9ペルソナデザインが連下の候補。

【小波乱】レッドアルマーダは能力上位。力をつけているディアセオリー。ペルソナデザインは仕上がり良好。

指数としては3歳も4歳も僅差内。これならば前走値で90台出している3歳中心。まずは◎ビバヴィットーリオ。鞍上同じでの距離延長なら大丈夫だと判断する。相手も前走値92でこのクラス勝っている○レッドアルマーダ。2走前同距離コース98▲カナロアガール。そこに☆ディアセオリー。△までけっこうな混戦だ。

叩いた効果で上積みは大きい13カナロアガールが主力。他力本願だがうまく仕掛ければ抜け出せる。○は8ディアセオリーで末脚は堅実で逆転は可能。