【レガシー】本年の
ゴールドアリュール産駒の数は片手で足りる、わずか数頭。
ゴールドレガシーは名前の通り、ダート界の最後の貴重な遺産となるかもしれない。兄弟や近親にサンプルが少なく、やや
バックボーンは弱いが、赤茶っぽい栗毛。発達した臀部は458キロという数字以上に大きく映し、
ゴールドアリュール感満載だ。
後肢に比べ前腕部は小さいため、掻き込みひと息。スタートで安めを売り、道中は後方。向こう流しも気合を入れながらの追走。勝負どころもまだ中団。先行有利の新潟1800ダートは、あの位置ではちょっと厳しいかも?。しかし、残り2F標識過ぎ、加速力が他とはまるで違う。勢いに任せ、気が付けばG前先頭。最後は手綱を抑える余裕、かなりの能力差があった。現状ワンターンの東京マイルが
ドンピシャ、遠く近く、来春の
ユニコーンSへ筋道をつけておきたい。
当面の目標は
プライムデイ。1000m通過・1分2秒0というHペースを主導し、上り3F・38秒5で後続に3秒1差の大楽勝には舌を巻いた。
タイセイアゲインはスローの上り勝負とはいえ、上り3F・13秒1-12秒0-11秒8というラップ(36秒9)を、自身36秒6で2着に1秒3差をつけた。
プルモナリアは1000m通過・1分1秒7というタフな激流を経験、直強襲に成功。
キープイットシンポなど、ダート界の将来を担う良駒が揃った。