【跳躍力】
ヨーホーレイクの成長度を確かめたい。初陣は492キロで登場、しかし腰は高く、顔つきはみるからに子供。走り方もせかせかとして、フォームが固まっていない。それでも3コーナーすぎ、促してするすると大外から進発。推定11秒8-11秒2-12秒7(3Fは35秒7)で、内で粘る二頭を最後は封印。ただ、稍重馬場を差し引いても1分51秒4、上りラップにも煌めきが見え辛く、兄
カミノタサハラ(
弥生賞)の背中は遠いけれど、血統馬には跳躍力がある。完成途上とはいえ、意識して調教など工夫。不安を論じるより、可能性に一票を投じたい。
逆転があれば
グラティトゥー。胴回り、首差し、手先はスラリ。体重は454キロ、パドックから好気合、この
エピファネイアの仔は運動神経が高いなぁ。突然の雷雨などあり、馬場は稍重。下は緩く、道中掘れた芝の塊が飛んだりしていたが、1000m通過は62秒4。好位のポケットに収まり、いつでも動かせる構え。コーナーの抜け方も鋭い。鞍上の手綱に反応、ラスト3Fは推定12秒1-11秒9-11秒8(35秒8)。渋った馬場で加速ラップを描き、後続を5馬身とチギる独走。馬場差1秒と考えれば1分51秒0も上々。天賦の競馬センス、機動力は出色。みながイメージしている以上の能力があるかもしれない。
コートダルジャンも、466キロという数字以上に大きく見せ、ブレのないフォームで、一呼吸仕掛けを遅らせる感じで追い上げ開始。12秒5-12秒7-11秒7(36秒9)というレースの上りを、自身36秒0でスパリ(ラスト2F・11秒台連発)。母は亜1000ギニー優勝、亜
オークス3着。クラシック仕様の
バックボーンは備えている。
マカオンドールも、クラシックを賑わすバイプ
レイヤー。母は海外3勝、母の兄は
バゴ(
凱旋門賞など)。母の弟
Maxiosは、イスパーン賞、ムーランドロンシャン賞など8勝。調べてみたら、結構な良血馬です。勝ち上がりに三戦を要したが、前走はとびの大きさを慮り、向こう正面で外に持ち出し、加速をつけて4角は大外へ。11秒8-11秒6-12秒0(3Fは35秒4)というレースの上りを、35秒0で漸次加速。11秒台前半の高速ラップはなくとも、終わって見れば2分1秒2のコースレコード。
ゴールドシップ産駒って、やっぱ面白い。
同じ産駒の
アオイゴールドは
札幌2歳S4着。この馬を相手にどう戦うか。番付のすり合わせができますね。