【伏兵注意】ユーキャンスマイルは長距離適性高くGIでも安定して上位争う。乗り込み入念で態勢整い58キロでも勝ち負け見込む。ラストドラフトは順調さ欠いた前走を叩かれ伸縮性出ており巻き返し十分。サンレイポケットは充実顕著で条件適性も示しており好勝負可能。オーソリティはリズム鍵も54キロなら。サトノルークスも立て直し効果あり、メイショウテンゲンやトーセンカンビーナなども侮れない。

【打倒古馬】オーソリティのポテンシャルを重視。洋芝の函館1800mの新馬戦を快勝、中山2000mの芙蓉Sを上り33秒8で連勝した、機動力と瞬発力を備えたオルフェーヴル産駒。ホープフルSはスタートで立ち遅れ。強引に追い上げ、独り相撲を取って失速。弥生賞は好位のポジションは得たが、重馬場条件下・1000m通過1分1秒1というタフなミドルを、直線入り口先頭という仕掛けは、ちょっと強引すぎた。

　青葉賞も前半はテンションが高く、直線進路を探し出すまでひと手間要したが、加速がつくや内一気。開催時期は異なるものの、走破タイム・2分23秒0はダービーより1秒1速く、後半1000mはすべて11秒台というラップ構成はポイントが高い。

　一週前に調教で跨ったルメールJは、父譲りの気難しさを感じ取ったようだが、骨折明けを感じさせない躍動感と才能の在処も、同時に感じたか。古馬相手のGIIを制圧すれば、一気にJCも見える。

　58キロのぶん対抗としたが、ユーキャンスマイルは超えるべき格好の実力馬。GIではまだ勝ち星はないが、GIIIの新潟記念を勝ち、GII・阪神大賞典をイン一気。左回りのほうがフットワークは断然スムーズ、ダイヤモンドSは3400mを走って上り33秒4の脚が使えた。

　まとめて負かせばサンレイポケット。新潟記念を上り32秒4で大外一気に首差に肉薄。毎日王冠は56キロに負担増、GIIでも根気強く鋭く3着に追い上げてきた。今季三戦したがタフに調教も消化。重量は55キロ、9Fよりも12.5Fのほうがレースも組み立てやすい。

　アイスバブルは目黒記念2着2回、55キロなら上争に肉薄。バレリオは当コースに2分23秒5という良質な勝ち鞍がある。余分なものをそぎ落とせば、まだひと化けする。

　53キロならゴールドギアのチョイ差し。ベストアプローチは、ばかに調教でよく見せる。

　アルゼンチン共和国杯は、ハンデ重賞ながら近年は堅いレースになっている。特に前走オープン組は上位人気馬ばかりが馬券になっており、前走条件戦組がいない今年のメンバー構成だと無理な穴狙いはできない。上位人気と呼べる中ではまだ配当のつく◎メイショウテンゲンは外差しのきく展開と馬場なら。○▲は人気馬で、1頭だけ人気薄が絡んでくれることも期待する、3列目が広いフォーメーションで。

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【波乱必至】かなりの混戦なら、重賞でも善戦続く8サンレイポケットの差し脚が届きそう。2ラストドラフトは長休明けの前走ひと息でも、地力的に上位とみて対抗に据える。13タイセイトレイルは安定感に欠ける近況だが、仕掛けひとつで昨年の2着以上が狙えそう。7アイスバブルは東京コースでこの斤量なら、一発の可能性が考えられる。5ユーキャンスマイルは休み明けとハンデがカギだが力量的に上位の存在。10サンアップルトンは差し脚を長く使えるタイプで、長休明け2戦目の上積みにも要警戒。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので､回避馬が含まれるケースがございます｡あらかじめご了承ください｡

　東京芝2500mで行われるGII戦。本命視しているのは、ベストアプローチです。終いからの決め手を生かしてくる子で、近2走は小回りコースで少し距離も短いところで、うまく立ち回れている点を評価します。

　3走前のメトロポリタンSでは、スローペースの流れでしたが、上り2番手の脚を使い差し切り。決め手勝負になる広いコースの走りがいいのでコース変わりのここは楽しみです。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ここ2年の目黒記念でともに2着のアイスバブル。東京2500mへの適性は抜群だ。何かに先着されてしまうが、あとは運があればというところ。

　ユーキャンスマイルも地力は十分。間隔が空くのは苦にしないが、今回は少々休養が長かった。そこだけ。左回りは合う。

　オーソリティは勝った青葉賞以来の実戦。外に出すロスがあっての勝利。力を秘める。サトノルークスの前走は小倉で大敗。小回りは向かない。東京コースで見直したい。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　キャリアの浅い馬に注目したい一戦。「出走数が15戦以内の馬」は2010年以降[8-2-7-11]と非常に堅実です。なお、出走数が16戦以上だったにもかかわらず3着以内となった13頭は、いずれも前走の着順が7着以内、かつ“同年5月以降、かつJRA、かつオープンクラスのレース”において6着以内となった経験がある馬でした。

　また「前走の条件が“GIのレース”以外、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.8秒以上だった馬」は2010年以降[0-1-1-60]、「前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下・競走中止だった馬」は2010年以降[2-3-2-93]と、それぞれ不振。大敗直後の馬や先行力の高さを活かしたいタイプは信頼できません。

　これらの傾向から強調できるのはオーソリティ・サンレイポケット・バレリオ・メイショウテンゲン・ユーキャンスマイルあたり。3歳のオーソリティは特に有力だと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　舞台となる東京芝2500mは2400mから100m延びるだけだが、その100mはまるまる上り坂。よって、2400mと比べてよりスタミナが要求されやすい条件となっている。過去10年で勝ち時計が2分30秒0を切ったのが1回だけ(春の目黒記念は5回)と時計自体も掛かり気味であり、ステイヤーが幅を利かせることもしばしばある。

1.若い馬が中心

　過去10年で、4歳馬が[6-4-3-22]で複勝率37.1％と優秀なのに対して、5歳馬は[1-4-4-40]で複勝率18.4％、6歳馬は[2-2-0-30]で複勝率11.8％、7歳以上の馬は[0-0-0-39]で複勝率0％。若い馬が中心となる。

2.距離実績に注目

　過去10年の連対馬20頭中14頭には、それ以前に2500m以上の距離で勝利した経験があった。シュヴァルグランやアルバート、フェイムゲームなど長距離路線で活躍していた馬もしばしば好走しており、スタミナ豊富なタイプを重視したい。

3.逃げ苦戦も先行できる馬が中心

　過去10年、4角1番手だった馬は[0-1-0-9]で複勝率10.0％と苦戦しているが、2-5番手だった馬は[6-2-6-35]で複勝率28.6％と上々。上り坂スタートということで前半がゆったりしたペースになることも多く、好位で脚を溜めていける馬がその恩恵を受ける。



　オセアグレイトは同条件の目黒記念で6着に敗れているが、2分29秒台の高速決着では持ち味のしぶとさが活かせなかったとも考えられる。ダイヤモンドS3着という実績があるようにスタミナが豊富なのは確かで、目黒記念より時計が掛かるであろう今回なら巻き返しがあっても良いだろう。

　ユーキャンスマイルは重賞を3勝しておりここなら実績上位で、スタミナも十分。休み明けとハンデがどうかだけだろう。サンアップルトンは前走休み明けで余裕残し。一度使った上積みはありそうで、巻き返しを期待できるだろう。

　オーソリティはオルフェーヴル産駒だが、距離延長がどうか未知数。どちらかというとスピードに秀でたタイプで、合わない可能性もある。また、骨折休養明けも不安材料だ。以下、東京芝2500mは恐らく合うベストアプローチ、距離延長カギも好メンバーの毎日王冠で3着のサンレイポケット、昨年2着のタイセイトレイル。

【小波乱】ユーキャンスマイルは地力十分。アイスバブルはコースが変わり力を発揮。立ち回りがうまいアールスターが続く。

平均値では圧倒的にいいのが○ユーキャンスマイル。ただ平均値トップ馬にとっての鬼門戦なので軸にはしない。かわりに筆頭と見るのは◎サンレイポケット。右肩上がりの数値でかなり上昇傾向がある。唯一3歳から▲オーソリティ。一発は前走芝トップ☆バレリオに。

ステイヤーとしての資質は高い8サンレイポケットが主軸。長くいい脚が使えるので東京はプラス。55キロなら勝機は十分。次位は12メイショウテンゲンでGIで健闘してきた実績から差はない。▲は5ユーキャンスマイルで鉄砲駆けは利くタイプで58キロでも好走は必至。