【伏兵注意】ビッククインバイオは安定感ある取り口魅力。中山に良績ないも手前の癖はなく力強さも増しており好勝負必至。バルトリは休み明けも伸びのあるフットワークに磨きが掛かり連勝可能。フェルミスフィアも素質高く素軽さ前走以上で勝ち負けまで。クリノプレミアムも使われつつ力着け勝ち上がりの舞台なら。インターミッションも遜色なく、フィオリキアリやジェラペッシュなども侮れない。

【GI馬かもしれない】バルトリは、大事に育てればGIも狙える大器。現4歳の全姉レディマクベスは、東京秋の芝マイルの新馬を1分35秒0で快勝した良駒(目下長期休養中)。全妹は430キロでデビュー、いかにも造りが幼い。しかし、不良馬場もどんどこ驀進。ラスト3F・12秒5-11秒8-11秒8(36秒1)というレースラップに対し、自身のソレは35秒6。2着とは1馬身余だが3着とは7馬身。不良馬場で1分50秒2も、特Aランクといっていい。

　間隔を開けなくては使えない、体質の弱さは抱えており、パンパンの良馬場と右回りが、逆に不得手という可能性もなくはないが、いや、追い切りのダイナミックなフォームなど見ると、GIがここに出るのかも思う。楽天的にスケールを、まずは大切にしてあげたい。

　本線はフェルミスフィア。半兄ストレンジクォーク(父メイショウサムソン)は5勝、中山金杯3着。父はエピファネイア、牝馬となって、430キロのマイラーに変身。東京マイルの新馬戦は60秒7のスローにもガッチリ折り合い、ラスト3F・推定12秒1-11秒4-11秒3という好ラップで快勝。続く菜の花賞は微増ながら438キロとし、出遅れをカバーしつつ、稍重馬場でも我慢強く2着に押し上げてきた。

　このメンバーなら、ジェラペッシュのキャリア。オープンとはいえ、ほぼ1勝クラス。厳しい重賞マイルを体験してきた、ご褒美があるとすれば今回だろう。2着に負けはしたが、クリノプレミアムの春菜賞の上りは印象的。中山マイルに1分34秒8という勝ち鞍もある。

　春菜賞優勝馬ビッククインバイオも、常に真っ向勝負。インターミッション、フィオリキアリも連下僅差。

アネモネSは前走も1600mという馬が強く、距離短縮組はイメージ以上に苦戦。また位置が取れるタイプのほうがいい。ここは6枠両頭に期待。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【上位拮抗】9クリノプレミアムは昇級初戦の前走上々で、ここでも首位争いが見込めそう。2バルトリは休み明けで相手強化だが素質的に互角以上とみて対抗に推す。5ビッククインバイオは主導権が取れるとみて粘り込みに期待。8フェルミスフィアは差せるタイプで流れ込みに注意が必要だ。7インターミッションは底力に欠けるがスピードに乗れれば善戦も。3ジェラペッシュは近走ひと息でも折り合い次第で上位まで。

【小波乱】ジェラペッシュは自在性で勝負。バルトリは根性がある。ソングオブザハートはレースがうまい。

90台は出る馬は多い。それが今回の中山同距離コースでどうかというジャッジ。平均値上位は混戦になっている。同距離コースで90は一応トップの◎フェルミスフィアに期待。相手に○ビッククインバイオと▲クリノプレミアム。一発に初戦87☆バルトリ。

潜在能力は高い8フェルミスフィアが主力。器用な脚があり展開に応じた脚は魅力。ここはチャンス。次位は9クリノプレミアムでスピード能力は高く先行策から善戦は必至。▲は2バルトリで大幅に良化しており能力は互角以上。

　チューリップ賞やフィリーズレビューとの比較でも例年のようにメンバーは軽く、なかなかここから出世する馬は少ないレースだが、3年前にはディアドラが2着と取りこぼしているように、将来性よりも現時点での完成度の高さやコースの実績を優先させたい。

　◎はフェルミスフィアとした。同舞台の前走は、勝ち馬の決め手に屈したとはいえ、前週のフェアリーSを除外された後だった上に、馬場も稍重の発表以上に悪かったもの。今回は前進あるのみだろう。

　相手は、ビッククインバイオ、バルトリ、インターミッションへが本線で、以下は、クリノプレミアム、ジェラペッシュ、フィオリキアリまで押さえる。