【好ファイト】混戦の差し比べ、最後に浮上するのは
ヤウガウ。夏の1700ダート・デビュー組は、時計の価値など計りにくく、二走前の中山戦は7番人気。しかし、2歳暮れの時点で、古馬2勝クラスに匹敵する1分54秒3で走った。
ヒヤシンスSは、世代屈指の好素材がズラリ勢ぞろい。勝ち馬は無事なら
ケンタッキーダービーに出走ともいわれ、2着馬は34秒9というオニ脚を駆使、前回はちょっと相手が手強すぎた。ただ、3着はしっかりと確保。前半思ったよりペースが上がらず上り重点の勝負となったが、3Fのレースラップは12秒3-11秒7-11秒9、芝に匹敵する好数値を記録している。
逆転があれば
テーオーケインズ。使いだし当初は7Fがベース、前回の東京戦は距離1600mがどうか。半信半疑で見ていたところが、時計は1分37秒4、上りは36秒0。
ヒヤシンスSと数字面では五分以上。ワンターンの東京マイルとコーナー4つの中山9Fは、求められるものや適性が異なるけれど、記録通りならトップ入線もありえる。
割って入れば
ミヤジコクオウ。ネモフィラ賞・1分45秒4は、同日の古馬1勝クラスを1秒3上回る快勝。まだ緩さは残るものの、半兄は2009年、2010年の最優秀ダートホース・
エスポワールシチー。血統力も見逃せない。
ライトウォーリアは、1000m通過・1分1秒4というHペースを3角先頭、1分52秒6で圧倒。
ダノンファラオも、似たような稍重馬場で、1000m通過・1分1秒8というミドルラップを1分52秒8で楽に押し切った。ヨーイドンの決め手勝負なら、前走の上り36秒5の
ヴォルスト。身体に幅が出れば、
ロンゴノットもまだ伸びる。