【飛躍の舞台】ピースワンパラディの目指すべき道は、重賞マイル。キャリア三戦目、2400mの青葉賞を、いきなり3着に粘り込んだ。身体の造りもレース運びも、ホントーはマイラーなんじゃないかと思ってはいても、完調手前でも、2000mを2・3着。さすがに10Fでは詰めが甘くなる。オリエンタル賞で9Fに距離を短縮したが、1分48秒9は3勝クラスと0秒3差。昇級で即勝ち負けのお墨付きをもらった。紐解けば初勝利は中京マイル、1600mかわりで、いっそうの爆発力を期待したい。

　エングレーバーも、プリンシパルS・1分58秒3(2着)で、セントライト記念にもアタックしたが、9Fでも折り合いがデリケート。スピード感あふれる調教など見ていると、本質はたぶんマイラーではないか。トリトンSは新たな飛躍の舞台になる。

　完成途上ながら、ボッケリーニはみるたび、四肢や馬体が張ってくる。追い込みのリズムを思い出したワンダープチュック。

　アントリューズ、ミエノウインウインの切れ注意。

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【上位拮抗】左回り専用機。間隔を取りながら着実に階段を上っている12ピースワンパラディ。11ボッケリーニは着差は僅かも、ここ2戦勝ちきっているのが成長の証。晩成型の血統で、勢いに乗ったのは大きい。13ダブルシャープも混戦になれば。

平均値トップは▲アントリューズ。同距離戦で114というのはトップレベル。しかしその数字を出しても差し届かないというのは何か問題ある。ならば同じ4歳でも、同距離コースはデビュー2戦目で95出している◎ピースワンパラディ筆頭ではないか。前走値108○ボッケリーニ。一発に☆エングレーバー。

久々を叩かれて本格化してきた12ピースワンパラディが有力。左回りは堅実で相性がいい中京ならチャンス。次位は13ダブルシャープで末脚は強力で好走は必至。▲は11ボッケリーニで連勝中と上積みは十分で侮れない。