昔は「筋金入りのステイヤー」という言葉があったが、いまの日本では意識してステイヤーを生産すること自体がなく、長いところに使ってくる馬というのは2400m以下で手詰まり感のある馬であることが多い。そこに加えて
万葉Sはハンデ戦なので、格下タイプが好走するチャンスがかなりある。
過去10年のこのレースで馬券に絡んだのべ30頭のうち12頭は前走条件戦出走馬で、その複勝率36.4%は前走オープン組の22.0%よりも高い。さらに12頭のうち10頭までもが「前走条件戦で負けていた馬」である。
つまり、
万葉Sでは前走条件戦の負け組で長距離に適性のありそうな馬をどう見つけるかというレース。今回は◎
イペルラーニオにヤマを張った。成績からは買いづらい馬だが、いまの京都だと前に行った馬が大きくバテてくる可能性もある。