【デキ一変】
トラストのスピード値が抜けている。北海道競馬出身、
札幌2歳Sを優勝し、中央のGIでも戦った。しかし、若い時分は完成度の高さでなんとか重賞でも掲示板に名前があがったが、一定の速度で走ることはできるものの、基本的に後肢が小さい。芝の高速決着、上り勝負はでジリ貧になってしまう。
ならば、13秒前半のラップを安定して刻める障害はどうか。まずは障害の簡単な平地力を生かせる新潟でデビュー。3分4秒9というタイムは、未勝利でも
トップランク。またぐような飛越ながら、着地は安定。思った以上にスタミナもあり、
ポンポンと3連勝を決めた。
東京HJは、約8か月振りの実戦、プール主体で調教時計はわずか3本。明らかに急仕上げ、着を拾えれば御の字かなと思っていたが、あれまぁ0秒6差の3着。中間はCW追いも混じえ、前回とは一変の調教密度の濃さ。京都の三段障害さえクリアできれば、スピードで圧倒。
次位は
バイオンディップス。二走前の
イルミネーションJS3着は、拍車効果が大きかった。拍車禁止となり、それをどう克服するか。
中山新春JSは、石神Jもテーマをもって臨んだし、3コーナー手前までは集中して走れていたように見えた。最後の最後、外からかぶせられ、躓き加減に飛越したぶん、7着と甘くなったが、もうひと工夫できればという手ごたえはえた。
メイショウオトコギは、 京都コースは[2211]と得意。勝ち味に遅く映るが、相手関係はかなり楽になっている。
シゲルピーマンは、馬体減りなくタフに番組をこなし、
中山新春JS3着に粘りを強化。
エアカーディナルは福島、
オールマンリバーは新潟専門。京都は連下にとどめた。