11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 14頭
本賞金:15000,6000,3800,2300,1500万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

3

4

5

7

8

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

1

3

4

5

7

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

1

3

4

5

8

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【天才マラソンランナー】フィエールマンの長距離シーンの基盤は万全。秋の凱旋門賞は、想定外の馬体細化。パドックでは緊張で目を白黒、飛節の上まで埋るぬかるんだ馬場にずっぽり脚をとられ12着に沈没した。前走の有馬記念は、心身の再整備はどうか。だが、結果4着とはいえ、断然人気のアーモンドアイの外から差しかけることで存在感を示し、2020年の展望は開けた。美浦トレセンに入ってからの調教開始は、前走時より1週間程度は早く、今度は距離は3200m。同じ京都の3000m・菊花賞は、マラソンレースというよりは、9Fや10Fの中距離に近い、極端な瞬発力決着となったが、ラスト3F・12秒2-10秒7-11秒3(34秒2)というレースラップを33秒9という超速ラップで一気差し。

 昨年の天皇賞(春)は、2着グローリーヴェイズと4Fから11秒7-11秒6-11秒0-11秒7という長い叩きあいを演じ首差競り落とした。ちなみに3着とは6馬身差、2着馬は12月の世界の中長距離GIが集う香港ヴァーズを圧倒。極端に折り合いを欠いたりアクシデントに巻き込まれることがなければ、長丁場ならほぼ順当。

 対抗はキセキ。2017年の菊花賞優勝以来、長く勝ち星から遠ざかっているが、2018年のジャパンCは2分20秒9という快時計で2着に粘り込み。2019年の大阪杯はハナ差2着、そして宝塚記念2着、凱旋門賞遠征も含め、中長距離GIの舞台で目を見張る戦いを演じてきた。有馬記念大阪杯と続けて致命的な出遅れを喫し、パフォーマンスを発揮できないでいるが、ゲート練習は上手くいった。発馬がまず、大きな条件となるが、一週前の追い切りでまたがった武豊Jも、よほど心を砕き跨ったのだろう。「人馬一体」という言葉を思いかみしめる騎乗風景だった。

 割って入ればユーキャンスマイル。2018年3歳秋、菊花賞3着入線。2019年の天皇賞(春)は5着に終わったが、ダイヤモンドS新潟記念でGIIIを勝ち、前哨戦の阪神大賞典を一気差し。調子はさらに上向き、いざGIの舞台に登壇。

 ミッキースワローも、3歳秋の菊花賞6着から2年余り、明けて6歳。時には58・5キロの重いハンデを背負ったりしながら、七夕賞など多くの重賞で勝ち負けを演じ、日経賞完勝をはたし、京都のGIへ打って出る。ダンビュライトは、今回は去勢明け。しかし、目の玉がでんぐりかえった狂騒状態でも、AJCC京都記念を優勝した、ワタシタチの規格や想像の外にある大物。先週はインディチャンプを併せ馬で圧倒、調教は恐ろしく動いた。すべてが噛み合えば、大駆けがあるかもしれない。

 58キロに増えると加速が微妙になってくるが、トーセンカンビーナ阪神大賞典を最速の上りで2着突入。距離はいくら長くてもいい。モズベッロは不利を受けながらも、日経賞はゴール前また2着へと盛り返した。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

14

軸2

3

相手

4

7

2通り 各500円

3連単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

2

4

7

8

14

90通り 各100円

須田鷹雄の見解

 人気の○フィエールマンが大外に回ったことで、多少波乱ムードが出てきた。もともと何年かに一回は2ケタ人気馬が絡んでくるようなレースだし、ここは穴狙いするという前提でいきたい。

 ◎はトーセンカンビーナ。天皇賞春に一番繋がってきたのはGII時代を含めた大阪杯で、その組がいないとなると次は阪神大賞典。もちろん▲ユーキャンスマイルも良いのだが、内枠と若くて伸びシロを残しているという点、なにより配当が伸びるという点では◎に魅力がある。

 スタートに難のある馬だがそれ込みで現在の成績表が成立しているわけだし、逆に考えたらスタートがまともならその分が丸々上積みになる。駐立については厩舎も工夫しているようだし、仮にそれが効果を発揮しなくても2勝クラス勝ちのときに「なんだかんだでさほど遅れずにスタート」ということもありうる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

7

8

11

12通り 各400円

3連単BOX

3

7

8

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

3

4

7

8

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

4

相手

1

3

7

8

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

8

相手

1

3

4

7

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【波乱含み】成績はイマイチも去年の同時期に比べてスタートは安定している2エタリオウ。昨年の同レースで後方から一気に動くレースっぷりを見てもスタミナはメンバー屈指のものを持っている。内で脚を溜めれば、まだまだ走れることを証明してくれるだろう。4ダンビュライトは去勢明けで未知の面は多いが昨年の京都大賞典2着と、コースとの相性はバッチリ。8キセキはとにかくスタート次第。もともとの能力の高さは疑いようがなく、前走でむしろガス抜きができたとしたら、今回は楽しみしかない。

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
7ユーキャンスマイル(2人気)
14フィエールマン(1人気)

鈴木麻優の見解

※4/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 京都芝3200mを舞台とする長距離GI戦。外回りコースを1周半するコースで折り合いがかなり肝心になりますし、経験豊富な騎手から買いたいレースです。本命視しているのはユーキャンスマイルです。近走はより成長を見せており、前走は阪神大賞典で危なげない勝ち切り。元々GI馬相手に好内容で差のない競馬ができている子なので勢いに期待します。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

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鈴木正

鈴木正の見解

※4/26時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神大賞典を制したユーキャンスマイルに白羽の矢を立てた。軽い芝、左回りが最適のタイプだったが、阪神大賞典では右回りのパワーのいる芝、厳しい流れを克服。新たな強さを見せた。勝負どころで動けるようなら、ここでも好勝負に持ち込む。京都におけるフィエールマンの勝負強さも特筆もの。凱旋門賞帰りの有馬記念は情状酌量の余地あり。久々もOKだ。モズベッロのここに来ての充実ぶりもさすが。メイショウテンゲンのスタミナにも注意。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※4/26時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 近走成績を素直に評価したい一戦。「“前年以降、かつJRA、かつ2400-3200m、かつGI・GIIのレース”において優勝経験のない馬」は2015年以降[0-1-2-55]と勝ち切れていません。

 なお「父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬」は2015年以降[0-0-0-26]。サンデーサイレンス系種牡馬の産駒を重視したいところです。

 これらの傾向から強調できるのはフィエールマンミッキースワローモズベッロの3頭。もっとも「前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下、かつ馬番が9-18番だった馬」は2015年以降[0-1-0-34]ですから、枠順も加味したうえで最終的な判断を下すべきだと思います。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 シンボリルドルフディープインパクトキタサンブラックなど、日本競馬史を代表する数々の名馬が優勝馬に名を連ねている由緒あるレース。果敢な積極策が波乱を演出することもあれば、後半の仕掛けどころや直線でのコース取りが勝敗を分けることも多々あり、展開や騎手の力量にも要注目の一戦となる。

1.京都適性必須

 ここ5年の勝ち馬延べ4頭はいずれも菊花賞で連対した実績があった。また、シュヴァルグランカレンミロティックウインバリアシオンなど、コース巧者が複数年好走する例も多い。天皇賞・春は、3角にある高低差約4mの坂を2回通るトリッキーなコースで行われる一戦であるから、高いレベルでコース適性が求められる。

2.種牡馬系統別の傾向

 過去10年の成績を種牡馬別にみてみると、上位に来ている種牡馬はステイゴールドを筆頭に大半がサンデーサイレンス系。対して、キングカメハメハなどの父ミスタープロスペクター系は[0-1-0-28]で、11年2着のエイシンフラッシュ以外はいずれも4着以下に敗れている。

3.基本的には前有利も

 基本的には前が有利で、過去10年の勝ち馬延べ10頭中8頭は4角で5番手以内だった。しかし、前半の先行力が必須というわけではなく、13年のフェノーメノは2周目2-4角の位置取りが[7-3-2]、15年のゴールドシップは[14-3-4]、昨年のフィエールマンは[5-4-1]であるように、後半で徐々に動いて行って4角までに先団に取り付くという競馬で好走するケースが多い。

フィエールマンは昨年の覇者で、この条件に高い適性があることは言うまでもない。今回は有馬記念以来の休み明けとなるが、中間の動きを見るにきっちり仕上がっており、力を発揮できる態勢にある。死角という死角は見当たらない。

 トーセンカンビーナ阪神大賞典で2着も、レースぶりを見るに3角から下り坂がある京都の方が合っているだろう。距離も問題なく、ここでも好勝負は可能と見る。ミッキースワロー日経賞の覇者。長距離適性は高く、京都もこなせるのでここでもチャンスは十分にあるだろう。鞍上横山典弘騎手も心強い。

 モズベッロは2走前の日経新春杯の内容が上々。距離と斤量が未知数だが、今年のメンバー構成ならマークは必要だろう。以下、昨年は後手を踏みながら4着に来たように適性は高いエタリオウ、スタミナ豊富なメロディーレーン、コース替わり・鞍上替わり共にマイナスも地力は上位のユーキャンスマイル

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

5

6

7

8

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

14

相手

1

5

6

7

8

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

6

相手

1

5

7

8

14

30通り 各100円

小林誠の見解

【軽視禁物】本命に推すのは04ダンビュライト。去勢手術明け、初距離など課題も多い一戦となるが、この先行指向の弱さは大きなプラスだ。得意の京都が舞台で、枠番は絶好。仕上がりも良好で、積極策ならば一発が十分にある。そして相手は、14フィエールマンと06スティッフェリオの2頭を上位に評価。ここは手広く、◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、高配当まで。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

3

4

6

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

14

相手

2

3

4

6

9

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

2

相手

3

4

6

9

14

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ユーキャンスマイルは充実一途。地力十分のフィエールマンエタリオウは潜在能力が高い。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

3

5

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

5

相手

1

3

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

1

3

5

8

11

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値トップは☆キセキ。だが出遅れクセついてしまって前走値108では割引きも仕方なし。やはり前走値重視でいこう。大外に入ってしまったのはマイナスだが馬券軸と考えれば◎フィエールマン抜擢。相手は前走値も平均値も高い○ミッキースワロー。3番手に▲ユーキャンスマイル。△は一発タイプで相手荒れを期待する。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

3

4

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

3

相手

1

4

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

1

3

4

8

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

京都でGI2勝と相性は抜群の14フィエールマンが優勢。仕上がりは万全で鉄砲駆けが利くタイプ。主戦ルメールになったなら信頼が置ける。次位は3トーセンカンビーナで4歳を迎えて充実一途。京都は2勝と勝利パーフェクトなら期待できる。▲は7ユーキャンスマイルで叩いた効果は大きく条件はベスト。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

5

-

7

1点 2500円

馬連

5

-

8

1点 2500円

馬連

5

-

14

1点 2000円

馬連流し

5

相手

1

4

11

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 GIホースは2頭だけ。古馬最高峰の戦いと呼ぶには少々違和感のあるメンバーとなったが、実績でも人気でも頭ひとつリードしたフィエールマンは、有馬記念で復活の兆しを見せたとはいえ、そこから更に4ヶ月余り。過去最長のローテに加え、今の京都の馬場での大外枠では割り引かざるを得ない。

 ◎はミッキースワローとした。これまではGIの厚い壁を突き崩せていないが、目下の充実ぶりと今年のメンバーであれば、足りていい馬だ。京都でも結果が出ていないが、エンジンの掛かりが遅いこの馬には合うコース形態であり、ベテラン横山典騎手の手腕に賭けたい。

 相手は、ユーキャンスマイルキセキへが本線で、フィエールマンはその次の4番手評価。以下は、モズベッロダンビュライトメイショウテンゲンまで押さえる。

厳選予想 ウマい馬券