【はなむけ】
アポロテネシーがテレビ画面いっぱいに粘り腰を発揮。預かる山内調教師引退のはなむけとしたい。11月の晩秋S・東京2100ダートを2分9秒8という快記録で3勝クラスを勝ち上がり、さあオープンへ。しかし東京大賞典は超A級馬が集結、難敵揃い。
アルデバランSの1-2着馬は中距離ダート戦線の次代を担うホープたち。ここ二戦はちょっと相手が強すぎた。
ただ前走は1000m通過1分2秒4-1800m通過1分51秒1という厳しい流れを好位から果敢に勝負を挑んだ。結果は4着、1秒2差の差をつけられたものの収穫は大。松山Jの手綱さばきも加味、54キロの重量なら好レースに持ち込める。
逆転の単勝があれば
クリンチャー。芝のGII・
京都記念を馬力でもぎとり、春の天皇賞3着入線歴もある実績の持ち主。芝の速い上りには限界がきたが、母の父はダートの良駒を多数送り出した
ブライアンズタイム。なるほど四肢は頑丈、腹袋の大きな
パワー型。調教のグリップ力などみると6歳春でもダート路線転向は遅くはない。あっと驚く楽勝まであるかもしれない。
三番手は昨年の
仁川S優勝馬
テルペリオン。54キロから57キロに斤量は増えるが、この一年の間に重賞路線で鍛えこんできた。前半すんなり好位のポジションにおさまれば、しぶとくまた伸びる。
体調整備に手間取ったが、
ノーヴァレンダは佐賀記念3着で復調をアピール。鞍上のシュタルケJも騎乗二度目、仕掛けどころを工夫してくるハズだ。
距離が課題になるが、
ヒストリーメイカーは
摩耶Sを快勝した藤岡佑Jとのコンビが復活。管理する作田調教師は今日で引退となる。
デザートスネークは休み明けの
ベテルギウスSが3着。東京2100ダートに連対実績があり距離延長不問。叩き良化ぶんも期待できる。