【逆転現象】
メイショウテンスイが古馬の壁もスイスイ。2歳10月、東京1300mダートを1分18秒7で快勝、続くオキザリス賞を連勝。レースセンスと操縦性の高さはなかなかのものがある。兵庫ジュニアグランプリも2着と頑張った。しかし真面目すぎるがゆえ疲労も重なる。川崎の全日本優駿は497キロに細化してしまった。体調回復に少し時間がかかったが、底は脱出、
端午Sは514キロで2着。1分24秒6は、同日の古馬3勝クラス・
高瀬川Sより0秒2速く、初の古馬相手でも相手関係はむしろ楽。54キロの
アローワンスも追い風、
武豊Jの捌きにも期待。
対抗には
ジュランビルの可能性を抜擢。GII・
フィリーズレビュー3着、橘S(L)2着など、3歳春は芝オープンで戦ってきた。現級入りし、前走の
渡月橋Sが3着。近いうちにこのクラスを卒業できるかもしれない。ただ、オープンに入ると決め手不足が目に見える。ジリ脚加減の原因はどこにあるのか。いろいろ考えることになるだろう。しかしふと見れば母の父はデ
ピュティミニスター、母系はダート色が濃い。4歳春、今こそがダート転向の絶好のチャンスだろう。
三番手は
スマートアルタイル。予想のベースは三走前の京都戦のレース内容。1000m通過59秒2-1200m通過・1分11秒7というHペースを、上り35秒8で大外一気。終わってみれば2着には3馬身差、良馬場条件下で自己最速の1分23秒8をマークした。昇級緒戦は不良馬場、前走は1200m。馬体の造りも若干緩く、現級で足踏みが続いているが、前走の末脚に復調気配あり。
エイシンポジションは、牡馬混合戦の前走を、良馬場・1分23秒9で、大幅に時計を更新してテッポウ勝ち。馬体を維持できていれば、昇級でも記録的には好レース可。終い一手だが、この組み合わせなら
ワンダーアマービレ。
ヨドノビクトリー、
サザンブリーズなど、連下は丁寧に。