【スイッチオン】
フィフティシェビーは、まだ強くなる。母はG1・BCディスタフ、CCA
オークスを含め重賞8勝。名牝と呼ばれる牝馬は数多くいるが、その中でも
トップランクの名馬。父は米国No.1の時期もあったタピット、9000万というセリの落札価格も納得だろうか。ただ、デビュー戦はパドックで馬っ気、幼さ丸出し、走る気なし。流れ込むだけの6着に終わった。
二戦目もパドックの周回は最後方、発馬はモッサリ、1000m通過は62秒4のスロー…。追い切りに跨った
横山武史Jも、瞬発力勝負では分が悪いと感じていたのだろう。13秒0にラップが落ちた向正面で一気に先頭。上がり3Fを12秒0-11秒6-12秒4という絶妙のラップで押し切る
ナイスプレー。性格などまだ矯正の余地を残すが、同時に伸びしろも残す。このメンバーに入れば、前走の1分50秒3もそれなりです。もちろん、時計の更新も可。
当面の目標は
セプテンベル。前走は相手に恵まれたことも確かだが、距離経験は大きい。意図するところは単騎逃げ、洋芝向きの粘り腰が厚め。
エーティーマクフィは、1800m向きとは言えないものの、他よりは距離延長に可能性を感じさせる上がりラップをマーク。強気に行くだろうウンも連下についてくる。