【札幌得意】洋芝なら距離2000mでも中心はアンティシペイト。昨年5月、東京2400mをダービーと同タイムで駈け、続く阿寒湖特別で3連勝をはたし、菊花賞の舞台でも面白いと温めてきた好素材。しかし、跳びは大きく、先頭に立ち自分のリズムで運べないと勝負どころで置かれる。もどかしい競馬が続いてきたが、チークからブリンカーへ装備を強化。ジューンSは集中力を切らさず2着に追い上げてきた。10Fはベストディスタンスではないが、9Fにも勝ち星があり、札幌は[1100]と、洋芝はグリップも確か。

　強敵はウィナーポイント。STV杯は11番人気、斤量は50キロの恩恵も大きかったか。ただ、1分59秒5は、現級でもトップレベル。周りが考えるより、高い洋芝適性と決め手があるように思う。ココニアルも札幌の水が合うのか。前走内容良好、時計も0秒5程度は更新可能。エヴァーガーデンの変わり身、レオンドーロもマイペースならうるさい。

　意外かもしれないが、このコースにおけるロードカナロア産駒の成績は[4-3-3-9]で複勝率52.6%。3着以内馬7頭で馬券圏内10回だから、「距離のもつカナロア」とこのコースの相性は良い。去勢初戦で休み明けの◎ソルドラードはまだ仕上がっていないかもしれないが、オープンに行ってもおかしくない馬だけにここから買い続けていきたい。

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【混戦模様】スタミナに自信がある10アンティシペイト。開催が進みパワーも要するようになってきた今の札幌は合うはず。5エヴァーガーデンは前走先行はしていたがプレッシャーの厳しい競馬。展開次第で見限れない。15ココニアルは前走の勝ちっぷりが豪快。昇級でも。

3勝クラスの芝2000m戦。3歳不在。平均値ではやや4歳勢が優勢に見えるメンバー。だが前走値を見ると90台ズラリで、たとえ人気薄になっていても軽視はできない馬が多くいるということになる。前走函館のSTV杯組からは斤量増える馬多く数字はそのまま受け取れない。これならば前走同距離コース92◎ココニアルでいけそう。相手に前走値高い○ウィナーポイント。平均値トップ▲アンティシペイト。ダートから一発☆ソルドラード。

夏場を迎えて心身がともに充実してきた10アンティシペイトが優勢。小回り向きの先行力があり相性がいい舞台なら期待できる。次位は5エヴァーガーデンで叩いた上積みは必至で洋芝適性は高い。▲は11コトブキテティスで決め脚は鋭く侮れない。