【夏季稼働型】
ケンシンコウのお出ましだ。稽古は坂路中心、御機嫌を損ねないよう上り重点。調整に苦労するため、冬場は数字以上に馬体が緩くなり、身のこなしも硬い。だが汗をかく季節になると肌艶も動きも一変。自然に馬体が絞れ、同時に前進気勢もアップ。昨年の
レパードSは、脚抜きのいい馬場に恵まれたとはいえ、1分49秒2は古馬も含め堂々のレコード。
ジュライSも1000m通過・1分ジャストのHペースを、4コーナーすぎ一気に先団にとりつき、12秒7-12秒5-12秒6(3Fは37秒8)というレースの上りを37秒0で加速しながらゴール。57キロでも夏なら伸び脚は確か。
対抗はブリベアイリーデ。二走前の
オアシスSは良馬場条件下1分35秒3で2着、自己最速のタイムで駈け目下の充実振りをアピール。左回りは堅実、1800mは微妙に長いが、平坦コースなら大崩れは考えにくい。
ベルダーイメルも、新潟コースは[3101]。かきつばた記念3着でOPにも手応え。
エルムSを除外になり少し間隔はあいたが、7月1週目から時計を出しはじめ、丹念に身体と息を整えてきた。
サンダーブリッツも差はわずか。
アハルテケSは勝負どころの進路を見誤り追い出しが遅れたが、歯車がかみ合えばG前一気の強襲も十分。
アハルテケS3着の
デアフルーグは、離されはしたが
ジュライSも3着に追い上げ地力のあるところは示している。
ヴェルテックスは
平安Sは高速馬場と重賞の壁に跳ね返されたが乾燥ダートのOP特別で巻き返し。