【毎回エール】1200mなら多少リズムを崩しても、
メイケイエールが突き抜ける。新馬、小倉2歳Sに続き、
ファンタジーSは無敗のレコ勝ちを決めた。1分20秒1という走破タイムは翌日の古馬3勝クラスより0秒6も速く、2歳11月という早い時期にすでに古馬OPに接近。しかし6-7Fの速い流れでも道中どこかで激しく頭を振る。短距離なら終いまでもつが、マイルGI・阪神JFは0秒2差の4着。
チューリップ賞は相手も楽だったこともあり1着同着に持ち込んだが、さすがに
桜花賞は3角先頭では終いはもたない。しかし、クラシックが終わればス
プリント転向は既定路線、リフレッシュ期間を設け短距離馬へと心身を整備してきた。滞在競馬ならリスクも多少は軽減。先週の
ソダシと血統は同族、洋芝は得意な部類に入るだろう。52キロ、平坦なら多少引っ掛かっても弾ける。
第一本線は
レイハリア。
葵Sはタフな坂コースの中京を1分8秒1で走破。前半3F・11秒9-10秒3-11秒0(33秒2)というHラップを、二番手追走からもうひと伸び。脚質・タイプ的に平坦の洋芝に向いており、
キーンランドCの決着タイムの目安は1分8秒台前半。走破記録も目標線上にある。
ミッキーブリランテは
京王杯SCを0秒2差の4着に押し上げ、函館SSを1分7秒6で3着に食い込んだ。コース二度目、レース運びにも余裕と工夫が見込めるハズだ。ムラはあるが、
ロードアクアは二走前の
TVh賞を1分7秒8で勝ち切った。追い込み一手だが函館SSを最速の上りで5着に急追した
カツジ。昨年の覇者
エイティーンガールは休み明けをひと叩き、1分8秒後半の決着になれば差し込み十分。