【叩き合いなら】
カリンカが混戦を断つ。道中の折り合いはやや敏感、なるべく前半は脚をためておきたい。だが前走のように1000m通過・61秒3のスローに陥ると、最速の上りを繰り出しても足りなくなってしまう。差し馬特有のジレンマも抱えるが、良なら上り33秒台が使える。小柄だがダート勝ちがあるように、重馬場でも末脚は鈍らない。
ワールドスケールとの叩き合いが本線。二走前の決着タイムは1分48秒8。一見地味に見えるが、レースの上りが37秒4に対し自身のソレは34秒7。時計以上に濃い内容だった。
八ヶ岳特別は4着と伸びあぐねたものの、レースレベルは高く、1分45秒8で走れているのなら十分合格点。割って入れば
ハギノアレス。脚部不安による長期休養がなければ、本来はここで足踏みしている馬ではない。今回もまずプールで調整、体調と相談しながらの仕上げだが、1カ月ほど入念に時計を積み上げてきた。
ヴァンベールシチーは当コース[1013]、一瞬の隙を突きたい。7歳になるが、
ショワドゥロワも、かつては福島を得意としていた。
コスモスタック、
ブレーヴユニコーンも連下には押さえておきたい。