【瞬く間に】
モズナガレボシは芝路線に転じ瞬く間に3勝クラスへ出世。キャリア序盤はダートが主戦場、しかし勝ち星が近いようで遠い。未勝利馬ゆえローカル開催の1勝クラスを使うことが多く、頭数の少ない芝の番組に参戦したが、菅原明Jとのコンビで新潟1800mで初勝利をあげ、続く11月の福島2000mを連勝。2分0秒1という走破時計は同週のもうひとつの1勝クラスより1秒8も速く、一週前の3勝クラスと0秒2差の好記録だった。続く小倉2600mの
皿倉山特別も豪快に大外一気。
但馬Sは3着、
御堂筋Sは内から出し抜けをくらい2着に敗れたが、芝は[3121]と底を見せていない。長丁場も能力で対応してきたが、2000mは折り合いを気にせず末脚研磨に専念できる。
強敵は
ハーツイストワール。長丁場も走るが2000mは[1400]と連対は
パーフェクト。
府中Sの1000m通過は実力勝負の59秒9のミドル、レースの上りは11秒6-11秒3-11秒7(3Fは34秒6)。0秒1差届かなかったが33秒4の末脚を繰り出し2着に急追。札幌の2000mにも良績があり、小回り福島も大きなマイナスにはならないだろう。
スマイルの前走も確変の兆しを感じる好内容だった。1000m通過は1分2秒0の超スローで推移、上りが速いのは当然とはいえ、後半1000mのラップは11秒9-11秒8-11秒8-11秒6-12秒1。二番手追走から後続を0秒5突き放す楽勝だった。
プリマヴィスタは高山Sの末脚も目を引いたが福島コースは[1010]、一瞬の脚がよりいきる。
ベレヌスも福島2000mは[1100]、楽に逃がすと怖い存在だ。
マイネルミュトスは湿り気を帯びた
パワー馬場があっている。