※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ヴィクトリアマイルへの
ステップレースで、今年は代替開催により新潟芝1800mで行われる。過去10年で3着以内に入った延べ30頭中7頭が10番人気以下であったように、思わぬ伏兵の台頭もしばしばある一戦。
1.上がり馬は苦戦
過去10年、前走で条件戦を走っていた馬は[0-3-4-29]で連対率8.3%・複勝率19.4%で、前走がオープン特別・リステッドだった馬は[0-0-1-16]で連対率0%・複勝率5.8%。対して、前走がGIIIだった馬は[10-7-4-62]で連対率20.5%・複勝率25.3%。牝馬重賞には珍しく上がり馬にハードルが高いレースで、前走GIII組が中心になる。
2.5-6歳馬が中心
過去10年、4歳馬は[2-5-3-60]で複勝率14.3%だが、複勝回収率は33%しかない。対して、5歳馬は[5-5-5-37]で複勝率28.8%の複勝回収率204%、6歳馬は[2-0-2-15]で複勝率21.1%の複勝回収率191%。
3.スピードだけで押し切るのは難しい
新潟芝は野芝のみを用いている馬場のため、基本的にはスピードが求められるコースだ。しかし春開催は育成が万全ではないこともあって、夏開催に比べると時計がかかるのが普通。また、今開催は例年より1か月早く開催が始まったことも相まって、開催初週からスピードだけで押し切るのが難しい馬場状態になっている。
ドナアトラエンテは2走前に重馬場の中山を勝っていてある程度タフな馬場には対応可能だが、前走
中山牝馬Sほどの特殊な不良馬場はさすがに厳しかった。9着という結果は参考外でよいだろう。エンジンのかかりが遅いのでワンターン替わりはプラスのはずで左回り替わりも良い。巻き返しを期待したい。
ロザムールは新潟替わり自体は良さそうだが、展開が向くかどうか。ワンターンだとすんなりいけるかどうかにかかっている。
シゲルピンクダイヤはワンターン替わりプラス。高速馬場向きではあるが、実績からしてタフな馬場もこなせないわけではない。
イズジョーノキセキは格上挑戦となるが、地力は見劣らない。血統的に新潟も合いそうで、一発駆けがあってもおかしくないだろう。以下、前走は距離が長すぎた
リュヌルージュ、格下だが末脚はここでも見劣らない
ムジカ、すんなりいけるかどうかがカギの
ディアンドル。