【好メンバー集う】
アルディエンテのテーマは我慢、やっと常識にかかってきた。兄は
菊花賞をレコ勝ちした
ソングオブウインド。歳の離れた弟も、中京2200mを2分11秒9という好タイムで勝つなど、中長距離路線を中心にローテを組んでみたが、近走長丁場のスローは折り合いに汲々。ならば2000m、
館山特別は距離を短縮。おっかなびっくりながらも2着は堅守した。9Fならもっと折り合いは楽になるかも?--前走の
八ヶ岳特別は陣営の期待通り中団で脚をためゴール前ひと伸び。レース内容も1000m通過・58秒6-1600m通過・1分33秒3というタフなミドルの上に立ち、走破タイムは1分45秒7。残り1F地点、まだモタモタっとして囲まれたりするが、広い新潟、松山Jの腕も込みで1勝を積み上げてくれないもんか。
強敵は
オーマイダーリン。
三木特別は1000m通過は58秒9-マイル通過は1分33秒8、走破タイムは1分46秒0と、東京と阪神の違いはあれ、レースレベルは酷似している。振り返って見れば昨年9月、中京2000mで行われたGII・
ローズS3着。この季節に調子を上げる可能性も高い。
ポテンシャルなら、
ランドオブリバティ。
芙蓉S・2分1秒2の圧勝で、クラシック当確という評価も一部で上がったほど。激しい気性が頭をもたげ、コントロールに苦しんでいるが、現地競馬の新潟なら
テンションも抑えやすい。大胆に繊細に馬の気に任せまっすぐ走れば圧勝まであるのだが…。なんて、2勝クラスながら、3歳の好素材が他にも目白押し。
シャーレイポピーは428キロに増量、阪神マイルを軽々ゴールを駆け抜けた。
ファユエンの祖母は、
エリザベス女王杯馬
サクラキャンドル。前走の東京戦は後半5Fはすべて11秒台、上り33秒9を繰り出し1分58秒7で突破した。
追い出しにひと癖あるが、
タガノディアーナも素質は僅差。