【上位拮抗】エヒトは前走5着も力のいる馬場状態でも0秒3差。リフレッシュ効果で活気十分の動きを見せており改めて期待。ゼーゲンも久々だが仕上げに抜かりなく末脚生きる流れなら差し切り十分。サトノラディウスは去勢明けカギも態勢は整い脚力も見劣らない。エドノフェリーチェは前走と同様に運べれば昇級でも。エターナルヴィテスも引き続き状態良く、サペラヴィとリーヴルにも注意したい。

【一歩前進】サトノラディウスのパンチ力を重視。メンテナンスに時間がかかるため一年に3-4戦くらいしか使えないが、長丁場と左回りに重点を置き3勝を積み上げてきた。本年の戦績は4・2・4着。勝ち星こそないものの差はいずれも0秒2以内。前走の緑風Sは典型的なスローの上がり勝負とはいえ後半5ハロンはすべて11秒台で推移。追い込み届かずの4着に終わったものの、レースの上がりを0秒7上回る33秒6の最速の上がりをマークした。中間去勢手術を施したが、7月末には美浦トレセンで時計を出しはじめ併せ馬でしっかり追えた。集中力が増せば勝利にさらに一歩近づける。

　第一目標はエドノフェリーチェ。信夫山特別は従来のレース運びとは一変。向正面から馬の気に任せ先団にとりつき、こちらも後半5ハロンすべて11秒台のラップで4角先頭、2着以下を1秒2差に置き去り。前走と同じリズムで動かせば昇級・新潟2200mでも好勝負必至。

　三番手はゼーゲン。左回りの長丁場を中心に番組を組んできたが、前走の緑風Sは出遅れもあって本命とは0秒4差。線の細い馬だが、中間飼い葉をよく食べ調教もこの馬にしては負荷の高いメニューをこなせている。現地競馬の恩恵も期待できる。惑星はリーヴル。青嵐賞を2分23秒2の好記録で先行勝ち。1000m通過・59秒3-2000m通過・1分58秒3という、肉を切らせて骨を断つハードなミドルペースで押し切った。エヒトはこの距離[1101]、三走前の千里山特別・2分11秒3という勝ち時計は現級レベルの好タイムだった。ヴォウジラールは新潟芝は[1011]。切れはないが左回りは芝・ダート問わず自分の能力通り頑張る。

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【上位拮抗】1エヒトは差し脚を長く使えるタイプで今回の条件ならチャンス大。2ゼーゲンは展開次第だが内回りコースでもこの頭数なら差し脚が届く可能性がある。9エドノフェリーチェは昇級戦でも相手なりに走れそうで単穴にマーク。6エターナルヴィテスは斤量増だが単騎逃げからの残り目に警戒しておく。3サトノラディウスは去勢手術明けでどうかだが、折り合いひとつで一発も。

【小波乱】リーヴルは勢い十分。サトノラディウスは集中力がアップ。タイセイシリウスは力をつけている。

3勝クラスの芝2200m戦。毎年堅めのレースも、昨年は人気薄の追い込み同志で大荒れだった一戦。今年はどうなるか。指数としては上位5頭が僅差。軸はこのなかにいるはず。平均値トップで◎エヒトをシンプルに評価する。相手に○サトノラディウスと▲エドノフェリーチェ。一発に☆タイセイシリウス。

休養効果で復調してきた2ゼーゲンが優勢。スタミナは豊富で長丁場向き。展開に注文はつくが馬込みを捌ければチャンス。次位は3サトノラディウスで末脚は堅実で互角。▲は9エドノフェリーチェでうまく折り合えれば変わり身は十分。