【開拓者】
デュアライズがマイルダートで新境地を開拓。現級の芝2000mでも、このクラス勝ち負けは見えていたが、芝はどうしても切れ負ける。ならば前走からダートへ。良馬場条件下、1000m通過は59秒8―1400m通過・1分23秒9という淀みのない平均ラップを踏み、大外一気に1分36秒5。3勝クラスレベルの走破時計はもちろんだが、追い込み馬の0秒2差は、逃げ・先行馬の3-5馬身差と同じくらいの価値がある。
強敵は
スマッシングハーツ。なぜか近走、長めの距離を走っているが、自己最高のパフォーマンスは、当該マイルの1分35秒7の直強襲劇だった。
単穴は
ハギノリュクス。後続を2秒7とチギった函館1700mの、1分43秒6という初ダート勝ちは重賞レベル。長めの距離に
アタックをかけてきたものの、残り1F標識でパッタリ。マイルなら気分よく先行、もうひと脚がきっと使える。少し間隔があいたぶん次位にとどめたが、
カフェスペランツァも現級突破はすぐ。
エースレイジングは二戦連続して1分36秒台で好走、かなりデキがいい。
薫風S2着の
バンブトンハート、
トラストロンなど、ハンデ戦だけに相手は丁寧に。