【伏兵注意】ユーバーレーベンは阪神JFで0秒1差3着。休み明けも乗り込み入念で仕上がり良く末脚武器に差し切り狙う。ホウオウイクセルは小柄ながらキビキビした動き目立ちフェアリーS2着も内容良く勝機十分。リフレイムも脚力は証明済みで気分良く運べれば好勝負。ルースも前進中で気配も良く上位の候補。エンスージアズムも成長うかがえ、イズンシーラブリーやエトワールマタンなども侮れない。

【雨でも晴れでも】ユーバーレーベンの実績信頼。父は中長距離GIで活躍したゴールドシップ、娘も長い四肢と丈夫な首が備わり持久力と決め手が持ち味。札幌2歳Sはレースレコードの激闘を首差2着に踏ん張った。0秒1差の3着に終わったが、阪神JFは1分33秒2という高速マイル決着にも対応できた。コーナー4つの中山1800mはベスト条件とはいい難いが、気がよく促せば道中どこからでも始動スイッチが入る。重は得意、雨が降れば信頼度はさらにアップする。

　第一本線はホウオウイクセルとの差し比べ。二走前の福島1800m・1分49秒3というタイムは翌日の古馬1勝クラスを0秒3上回っておりフェアリーS好走の兆しはあった。前走内容も1000m通過・58秒7のミドルで展開。前崩れの流れも味方したが、勝ち馬は桜花賞でも有力視されるほど。坂上力強く末を伸ばしてきた同馬も重賞奪取に限りなく接近している。

　粘り腰ならエンスージアズム。前走時計は1分47秒7、1800mの持ち時計はメンバー中トップランク。阪神の坂を上がり33秒5で牡馬を競り落としてきた。2勝を積み上げたことで余裕をもち、かつ入念にここへのローテーションが組めた。

　イズンシーラブリーは、クイーンCをメンバー中第3位の上りで0秒2差に接近。5着ながら1分33秒5という記録も上出来だろう。中山コースは[1010]、1ハロン延長でも楽しみ。ルースも好調。デイジー賞は単調なスローの上り勝負とはいえ、ラスト3ハロンのレースラップは11秒7-10秒9-11秒6という高数値をマークしている。タウゼントシェーンは410キロと軽量。ここ二戦は体力不足に泣いてきたが、新馬戦時の活気が戻ってきた。

　過去10年で見ると前走重賞組がそこまで走ってはおらず、前走1勝クラス組や新馬未勝利組が多数馬券に絡んでいるレース。過去10年の前走重賞組が複勝率13.8%に対し、新馬組16.7%、未勝利組18.2%、1勝クラス組27.7%だから、単に馴染みがあるというだけで前走重賞組を追いすぎるのは危険。

　▲ユーバーレーベンのようにGIで馬券に絡んできたとなるとさすがに無視はできないが、同馬にしても脚質に極端なところがあるし、個人的に軸にはしたくない。

　1勝クラス組はもちろん勝ってきた馬重視。芝1600m以上の距離で位置をとってきた馬を評価したい。

　前走1勝クラスを逃げ切り勝ちしてきた馬はフラワーCで過去10年[2-2-0-1]。5頭中2頭はフラワーCでは差しに回って連対している。使うかどうかはともかく先行力は持っておきたい、というイメージだ。

　今年は前走1勝クラス勝ちが2頭のみでともに前走逃げではなく2番手なのだが、そのうちからキャリアが浅いほうの◎エンスージアズムを狙う。速い上がりも見せているし、3着以内なら。▲の差し遅れを意識して、馬券は3連単の軸1頭マルチ。

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【波乱含み】混戦の顔ぶれなら、予定変更でも乗り込んでいる13ユーバーレーベンの末脚に期待。7エンスージアズムは今回も好位付けの形が取れれば首位争いが期待できる。3ホウオウイクセルは距離延長でも差し脚を長く使えそうで3番手にマーク。16イズンシーラブリーは仕掛け次第だが展開ひとつで善戦以上が考えられる。1レーヴドゥラプレリは相手強化だが前走のまくり脚を再現できれば上位まで。8リフレイムはコース替わりで折り合いがカギだが力量発揮なら一発も。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中山芝1800mで行われる桜花賞へのステップレース。舞台となる中山芝1800mコースは、中山名物のホームストレッチの急坂の途中からのスタートに加えスタートしてからコーナーまでの距離もないので、スローペースになりやすく先行内枠が有利です。

　本命視しているのは、クールキャットです。前走のフェアリーSはレース中盤でレースを動かして終いが甘くなるも、積極的なレースができた点は好印象。2走前は、アルテミスSで終い追い込んで5着と重賞戦で上位争いをする力はありますし、ためれば爆発力もある子なので今回は流れに乗ったレースができればチャンスは十分だと思います。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　なかなかの混戦だが実績を重視してユーバーレーベンから入る。ようやく絞れた阪神JFで3着。スタートひと息で後方からだったが外から伸び切った。父ゴールドシップとあって中山でも楽しみ。ホウオウイクセルはフェアリーS2着。息の入らない流れになって、この馬に展開が向いた。まだ隠し持っているギアがありそう。ルースは前走快勝。血統的にも魅力があり、まだ伸びる器。オメガロマンスも血統がいい。前走の勝ち方も良かった。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近年は父か母の父にディープインパクト系種牡馬を持つ馬が優勢。「父も母の父もディープインパクト系以外の種牡馬、かつ“中山・阪神、かつ1勝クラス以上のレース”において1着となった経験のない馬」は2018年以降[0-0-0-23]と上位に食い込めていません。

　また「前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下だった馬」も2018年以降[0-0-0-15]と3着以内なし。大敗直後の馬や先行力の高さを活かしたいタイプは評価を下げるべきでしょう。

　今年はイズンシーラブリー・エンスージアズム・グローリアスサルムらが楽しみです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　フラワーCの勝ち馬が桜花賞に出走したのは、最近では12年のオメガハートランドが最後。近年の勝ち馬はオークスや皐月賞など中距離路線に挑戦していくケースが多い。桜花賞への最終便というより、中距離志向が強い牝馬のための3歳最初の目標レースという位置付けになっている。

1.先行スピードが勝利の条件

　阪神開催だった11年と重馬場だった12年を除く過去8年、勝ち馬の4コーナー通過順位は新しい方から順に「2・1・4・2・1・1・4・3」。2着には差し馬が届くケースが多いのだが、勝ち馬に関しては、4コーナーで先団に取り付いていることが必須条件だと言える。

2.大型馬が活躍

　阪神開催だった11年を除く過去9年、馬体重が480kg以上だった馬は[5-2-2-14]で複勝率39.1%と好成績。対して、馬体重459kg以下だった馬は[2-6-3-75]で複勝率12.8%。馬格に恵まれたタイプが中心となる。

3.前走重賞組に妙味なし

　過去9年、前走が重賞だった馬は[1-3-0-24]で複勝率は14.3%。複勝回収率は37%しかない。対して、前走が新馬・未勝利・1勝クラスだった馬は[8-7-8-73]で複勝率24.0%と上々。前走が重賞だった馬にはあまり妙味がない。

　ドゥラメンテ産駒ルースに期待。デビューから右回りでは崩れておらず、前走は今回と同条件のデイジー賞を先行押し切りV。牝馬限定戦なら重賞でも勝ち負けの期待を持てるだろう。

　オメガロマンスは一度使った上積みがありそうで、距離延長もプラス。差し馬なので勝ち切るまではどうかも上位争いは期待できるだろう。ユーバーレーベンはここに入れば実績上位。ただ、差し馬であり人気ほどの信頼感はない。

　クールキャットは前走早め先頭のちぐはぐな競馬。距離延長が合うかどうかだが、地力はあるのでマークは必要だろう。以下、気性に課題があるが体は仕上がっているエンスージアズム、血統良く末脚上位のイズンシーラブリー、馬場合うかどうかも距離延長はプラスのホウオウイクセル。

【小波乱】グローリアスサルムは流れに乗り差し切る。レーヴドゥラプレリは素質が高い。自在性があるエンスージアズムも圏内。

GIIIフラワーC。芝1800m戦。牝馬限定。前走GIで105まで出ている○ユーバーレーベンも今回は距離もコースも違う一戦。額面通りとはいかないだろう。面白いのは前走同距離コース89勝ちの☆ルース。正直もう一段上は欲しいが一発はある。筆頭抜擢するのは◎エンスージアズム。同距離使っている強みで前進あり。次点で▲イズンシーラブリー。さらに△レーヴドゥラプレリ。

展開に注文はつくが末脚は堅実な6グローリアスサルムが有力。中山は実績がありうまく末脚が生かせれば浮上する。次位は13ユーバーレーベンは阪神JF3着の実績から能力は上位。▲は11ルースで成長力が見込めるなら好走は十分。