※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
今年で68回という長い伝統を誇る中距離重賞。ハンデ戦ということもあってトップクラスの参戦は稀だ。昨年は格上挑戦で勝った
モズベッロが
宝塚記念でも3着と好走、一昨年は
菊花賞以来の
グローリーヴェイズが制して暮れには
香港ヴァーズで戴冠を果たすなど、明け4歳馬や上がり馬がここでの好走をきっかけに飛躍していっている。
1.フレッシュな馬
過去10年で4歳馬が8勝。全体で見ても[8-4-1-20]で、連対率36.4%、複勝率39.4%と圧倒的だ。なお、18年は明け6歳の
パフォーマプロミスが勝ったが、それまで休養期間が長く当時まだキャリア12戦目だった。キャリア豊富なベテランより、若い馬やキャリアの少ないフレッシュな馬を重視したい。
2.大敗馬の巻き返しは困難
過去10年、前走で0秒6以上離されて負けていた馬は[2-0-2-77]で複勝率4.9%しかない。GI大敗後の馬が人気になることが少なくないが、昨年は
レッドジェニアルが1番人気で7着、一昨年は
アフリカンゴールドが4番人気15着、15年は
サトノノブレスが1番人気11着、
タマモベストプレイが2番人気7着、14年は
ラブイズブーシェが3番人気8着など、勢いが途切れた馬は苦戦を強いられている。
3.ローテーションに注目
リニューアル後の12年3月以降に行われた中京芝2200mの古馬混合戦の成績を前走のコース別で見てみると、出走数が10以上あるコースを複勝回収率順で並べると、上位は小倉芝2000m、東京芝2400m、福島芝2600m、中京芝2000m、中京芝2200m、阪神芝2000mの順。ローカル小回りや内回りコースからの臨戦に妙味がありそう。
クラージュゲリエは今年で5歳だが、キャリアはこれが9戦目でフレッシュさは十分。2・3歳時は重賞戦線で活躍していたように素質は高いものがあり、前走の
アンドロメダSでは復調気配を見せた。今回はさらに上積みがありそうで、今後の飛躍に向けた勝利を期待したい。
アドマイヤビルゴは地力上位も、本質的には根幹距離向きで2200mがカギ。前々走は同条件を勝っているが、あのレースは道中がドスローであまり参考にならない。大穴なら
ミスディレクション。非根幹向きで逃げたらしぶとい馬。条件絶好で、楽に逃げていきそうなここなら残り目があっても驚けない。
ヴェロックスは復調気配も条件微妙。直線が短いコースの方が合っているだろう。以下、ある程度先行できればチャンスはある
サンレイポケット、19年
ジャパンCの走りからして2200mはギリギリこなせそうな
ダイワキャグニー、前走は位置取りが悪かった
サトノソルタス。