【衰えなし】モズスーパーフレアのスプリント力に陰りなし。

　2018-2019年にかけ坂コースの中山1200mを1分7秒0で二度走破、スプリンターズSは0秒1差の2着に粘り込んだ。高松宮記念は最初のチャレンジは15着に沈没。しかし二度目のアタックとなった去年は、迷いのない逃げを打ち、重馬場や左回りなど克服、GIをもぎ取った。二走前のスプリンターズSは前半3F・32秒8という激流。大井のJBCスプリントは出遅れが痛く、ゴール前失速したが、中間坂路で自己ベストに近いタイムをマーク、6歳を迎えてもスピード値はまったく落ちていない56・5キロは北九州記念で経験(2着)、今週から仮柵を設置、ラチ沿いのインコースは有利。何より相手関係が楽だ。自分の競馬に徹すれば結果はついてくる。

　逆転があればラウダシオン。NHKマイルC優勝、古馬初対決の富士Sは2着。しかし、ガス欠気味に止まったマイルCSの内容を見ると、適性は6-7Fだろうか。スプリント戦なら後顧の憂いなく飛ばしてひと差し。GI戦線へ向かうためには57キロで音を上げてはいられない。

　割って入ればトゥラヴェスーラ。重賞戦線に慣れるまで少し時間を要したが、中京1200mで行われた淀短距離Sは、前後半の3Fは34秒0-34秒2。バランスの取れたラップで1分8秒2で快勝。前走のリズムで走れば、自然と勝ち負け。斤量は56キロに軽くなる。ラヴィングアンサーは、タンザナイトSを大外一気。7歳にしてもピークかと思える好状態。終い一手だが、シヴァージは近三戦いずれも最速の上りを計測。ライトオンキューも、パワー馬場はずんずんと伸びてくる。

　シルクロードSはハンデ戦だが、1着馬はハンデ重めの組から出ることが多く、穴はハンデの軽い組から複穴として出ることが多い。
　
　今年1着候補として期待する1頭目は◎ラウダシオン。今回のメンバーだと極端にペースが上がることはないと判断し、この馬が距離短縮に対応しやすいと考えた。左回りは得意だし、前走はGIなのでノーカウントにしてもいいだろう。

　もう1頭は○ライトオンキュー。◎は流れに乗れさえすれば前に行くと思うので、そちらに展開が向かなかった場合に備えて差しタイプから選んだ。GIでは厳しくてもGIIIレベルでは走れるというタイプで、ここでこそ狙いたい。中京はちょっと時計のかかる馬場になりそうだが、この馬にとってはそれも悪くない。2着候補にはこのコースを得意とする福永騎手の▲シヴァージと、さすがにハンデが重いが実績はある☆モズスーパーフレア。

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【波乱含み】戦法は1つで展開次第の13シヴァージ。今回はペースも速くなりそうでハマるチャンス大。7エイティーンガールは休み明けも決め手上位。18クリノガウディーは幻のGIホース。この舞台で再度点火。

※1/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京芝1200mで行われる高松宮記念へ向けてのステップレース。ハンデ戦のスプリント戦だけに波乱傾向にあるレースで二桁人気していても軽視は不可。広めに買って拾う馬券で勝負したいです。

　本命視しているのは、シヴァージです。展開や馬場に左右されてしまいがちな脚質ですが、近走は重賞戦で毎度終い最速の脚を使えている点は高評価。今の荒れた中京の馬場なら終い一気で届いてもいいので楽しみです。

※1/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中心はモズスーパーフレア。使った方がいいタイプではあるが、ここでは実績上位。繰り上がりとはいえ高松宮記念を制しており、中京でやれる点も好材料。ラウダシオンは昨年のマイルCS15着が負けすぎの感があるが、立て直したのであれば強敵。1200m起用も面白い。

　ライトオンキューはスプリンターズS9着。勝負どころで手前を替えなかった。見直しは可能。エイティーンガールは昨年夏の札幌で重賞勝ちだが実は冬場もいいタイプ。

※1/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近走成績を素直に評価したい一戦。2019年以降の3着以内馬6頭はすべて前走の着順が5着以内でしたし、2018年の1-2着馬はいずれも“前年以降、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において1着となった経験のある馬でした。

　あとはキャリアや臨戦過程も明暗を分けそう。「出走数が23戦以上の馬」は2018年以降[0-0-1-27]、「前走との間隔が中3週以内だった馬」は2018年以降[0-0-1-22]、「前走の出走頭数が15頭以下だった馬」は2018年以降[0-0-1-23]と、それぞれあまり信頼できません。

　早くから出走を予定していた馬のうち、これらの傾向から強調できるのはヴェスターヴァルト・クリノガウディー・シヴァージ・ラウダシオンあたり。オッズ次第ではありますが、4頭とも基本的には狙い目だと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　本番の高松宮記念までは2か月の間隔があるが、阪急杯は1400mなので、関西圏で行われる1200mのステップ重賞はこれひとつだけ。ハンデのGIIIでありながら、ここをステップとして本番でも好走する馬は多い。

1.軽ハンデ馬の台頭の余地は小さい

　過去10年中9年で、57kg(牝馬は55kg)以上を背負った馬が勝っているように、重いハンデを背負う実績馬が順当に能力を発揮してくるケースが多い。高松宮記念のステップとして重要性が増すとともにメンバーレベルが上っており、軽ハンデの格下馬が好走する余地は小さくなっている。

2.小柄より大型馬

　過去10年に行われた中京芝1200m古馬混合オープン戦の成績を馬体重別で見てみると、440-459kgが連対率8.9％、460-479kgが連対率9.2％なのに対し、480-499kgは連対率16.5％、500-519kgは連対率15.6％、520-539kgは連対率11.1％。小柄な馬は苦戦気味。

3.距離短縮がやや優勢

　過去10年間に行われた中京芝1200m古馬混合オープン戦の成績を前走の距離別で見てみると、前走も1200mを走っていた馬は連対率9.8％、複勝率17.1％なのに対し、前走からの距離短縮となる馬は連対率16.0％、複勝率19.8％。ここも距離短縮組が優勢と見る。

　ラウダシオンは前走のマイルCSで15着に終わったが、上がり3ハロン33秒台前半を求められるような瞬発力勝負で展開が向かなかった。実績からして左回り替わりはプラスで、近走の先行力を活かした立ち回りからして距離短縮も良さそう。始動戦から巻き返しを期待したい。

　クリノガウディーは昨年の高松宮記念で1位入線。馬場の恩恵はあったが、高いコース適性があるのは確かだ。乗り難しさがありテン乗りでどうかだが、出走叶えば上位評価は必要だろう。シヴァージはもう一押しの競馬が続くが、冬のタフな中京なら圏内までの差し込みがあっても良さそう。また、福永騎手なら圏内を窺える位置で立ち回ってくるのではないか。

　モズスーパーフレアは昨年の高松宮記念覇者だが、本質的には中山向き。休み明けから動けるタイプではあるが、本番への叩きでハンデも背負うことの割引は必要。以下、ムラはあるものの叩き2走目で見直せるザイツィンガー、時計の掛かる馬場なら堅実なライトオンキュー、晩成型で前走は成長を見せたトゥラヴェスーラ。

【先行有利】芝の短距離重賞ながら、先行指向は意外に弱めのメンバー構成。この組み合わせで56.5キロのハンデならば、15モズスーパーフレアが押し切れる可能性は高い。久々になるが、稽古では今回も豪快な動き。仕上がりも上々だろう。相手は、02ライトオンキューと14トゥラヴェスーラの2頭を上位に評価。多少は紛れもあるとみて、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】コントラチェックは決め手十分。上積みが大きいプリモシーン。ヴェスターヴァルトは勢い上々。

中京開催のシルクロードS。芝1200mのハンデ戦。今年も平均値は機能しないという前提で行く。今年のテーマは基本的同距離コース数値持っている馬重視で。まずは◎モズスーパーフレア。重馬場の113に期待する。相手に○トゥラヴェスーラと▲タイセイアベニール。一発☆クリノガウディー。

追い込み一辺倒だが中京は走る13シヴァージが主力。昨年・高松宮記念を0秒3差の5着は優秀。展開次第では突き抜ける。次位は15モズスーパーフレアで積極策から巻き返しを狙う。▲は7エイティーンガールで額面通りなら互角。