【あの母の娘】
ディヴィーナの資質断然。
母ヴィルシーナは、牝馬クラシック三冠2着3回、
ヴィクトリアマイル連覇。半兄
ブラヴァスは
新潟記念など5勝。
想定外のハプニングが幾度か重なり、デビューは明け3歳5月の
オークス週にずれ込んだが、パドックの仕草はどこ吹く風で落ちついたもの。サイズは420キロ、他馬よりかなり背が低い。枠は2番、1000m通過は63秒0の緩ペース。終始内目に押し込められ、時折姿を見失いそうになったが、直線中ほど外に進路を切り替え、11秒6-11秒3-11秒7(3Fは34秒6)というレースラップを、稍重条件下・上り34秒0で外強襲。2分1秒8は古馬1勝クラスより0秒1速く、3勝クラスと0秒7差だった。
ま、前走は重馬場、馬体など思えば大事に運ぶことが大事。3着に取りこぼしたが、1勝クラスはアッサリでいい。ナリは小さくても良馬場条件なら2200m仕様の体力も備えている。
対抗は
ヴィヴァン。秋10月デビュー、二戦目で勝ち上がり。順調に運べばクラシックも見えたか。前走はブランク明け、叩き前進必至。一角崩しがあれば
ジェニーアムレットのロングスパート。10Fを試したり体重の変動も大きいが、ベストレースは東京2400m。中京2200mは、ほぼ同じリズムでスパートすればいい。
腰など緩さが残り直線勝負になるが、
レベランスはブリンカーが効いてきた。
ハッピーオーサム、
ワイドエンペラー、
ロードプレジールの流れ込みも押さえておきたい。