【体力がついた】
ミステリオーソが続伸。体力がつき切らず、2カ月以上の休養が4回。負担の少ない1700ダートも走らせてきたが、平城京Sは輸送して484キロ。1000m通過・60秒7という前崩れのHペースも味方したが、最速の上り37秒4を繰り出し、グイグイと勝ち馬に4分の3馬身差まで肉薄。アフターケアも丁寧、一週前追い切りで吉田隼Jが体調も確認している。
強敵は
ジュディッタ。同じ良馬場の阪神1800mの
トルマリンSで、前半1000m通過・60秒6という0秒1速いHペースを中団追走から2着。1分52秒1は、本命より0秒2速く記録的には上位。ハンデは52キロ、中一週というローテで二走前牡馬混合戦も勝った。理屈通りならとも思うが、ただ成績にムラがあり気難しさを内包している。自信満々に本命を打ったら、ありゃという苦い経験をしたこともあった(笑)。
妙な嫌な予感が当たるようなら、代わって
ハヤブサナンデクンが浮上。前走はスタート後の100m・6秒7はともかく、2-3Fめは11秒0-11秒9。1000m通過は61秒0、1700ダートではOP級のタフなミドルで展開。格好の
ターゲットとなり6着に沈んだが、戦績はまだ[3232]。逃げ馬は反発力も大きく、立て直して腰回りに力が戻ってきた。
ヴィゴーレはダートに転身して三戦目、前走の
鳥屋野特別は新潟1800mでは珍しい4角マクリで突き抜けた。時計も1分49秒6――ただ、脚抜きのいいダートの適性の高さはわかったが、乾燥ダートに逆に課題あり。
ゴールドレガシーも、ダート戦績は[3113]。前走は道中行きたがり、あれだけムキになって走っては、さすがに2100mはもたない。右回りに課題は残るものの、二-三戦前の時計は3勝クラスだった。叩き三戦
ペガサスも走り頃。