【名刺代わり】
サンカルパの強気と速力を買いたい。母は亜5勝(G3・2勝)、兄姉にJRA1-2勝馬4頭。デビュー二戦目、新潟1800mで初勝利。二走前の中山1800mデイジー賞は1分48秒4で2着だった。好位でそれなりに立ち回りも可能だが、コレといったストロングポイントがないかもしれない…。ならば前走、頭数は9頭。思い切ってハナを叩く作戦を事前に用意していたのだろう。前半5F・59秒4の平均ペースで飛ばし、後続を5馬身と離す大逃げ。マイル通過は1分34秒2というHペースにもかかわらず、直線に入っても脚色は衰えず。スタートと最後の1F以外はすべて11秒台を並べた。高速馬場の
アシストを得たとはいえ、1分46秒6の4馬身差は、いずれはOP――後々の舞台で挨拶がわりの名刺になる。
二の筆頭は
ワーフデール。
矢車賞は1000m通過は61秒3のスロー。しかし1800m通過は1分48秒2-2000m通過は1分59秒9。後半1000m・11秒7-11秒8-11秒4-11秒7-12秒4という強靭なラップを並べた。
まとめて負かせば
イリマ。昨夏の小倉シリーズでは、2000mを快記録で連勝。福島コースは小倉と共通点が多く、現地競馬にかわり大変身があってもいい。
レアシャンパーニュも小倉9Fに1分46秒0という勝ち時計があり、近二走の上りは最速。結果は出ていないが、いまデキはいい。積極策を心掛ければ
エレヴァテッツァ。
ブルームスベリーも連下圏。まだ稽古でモタつき加減ではあるが、
マッチレスノヴェルの血統力注。